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古群山群島海域で高麗青磁など200点発掘

古群山群島海域で高麗青磁など200点発掘

Posted December. 15, 2021 08:37,   

Updated December. 15, 2021 08:37

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全羅北道群山市(チョルラブクド・クンサンシ)の古群山(コグンサン)群島の海域で、高麗青磁など遺物200点あまりが見つかった。まだ船体は発見されていないが、錨や櫓などが確認され、物を積んだ昔の船舶が沈没した可能性が取り上げられている。

文化財庁傘下の国立海洋文化財研究所は14日、全羅北道群山沖合の仙遊島(ソンユド)と巫女島(ムニョド)の間から、高麗青磁125点と粉青沙器9点、白磁49点などが発見されたと発表した。研究所は昨年末、該当水域に文化財があるという通報を受け、今年1、5、6月に3度にわたって海底探査を実施した。出土した陶磁器の様式を調査した結果、高麗時代から日本による植民地時代に当たる様々な時期の遺物と分析された。木材遺物を対象にした放射性炭素年代測定はまだ行われていない。

研究所はこのような情況から、近隣海域に昔の難破船が埋まっていると見ている。高麗青磁のうち81点の器と皿が重なり合って船舶に載せる形で確認され、船で使用される木材の錨と櫓、錨石などが一緒に発見されたためだ。これと関連し、1123年に宋の使臣徐兢(1091~1153)の書いた「高麗図経」によると、高麗に来た外国人使者が泊まった群山亭が仙遊島にあった。仙遊島は、高麗時代に韓半島と中国を行き来する船舶の中間寄着地だった。研究所は「来年精密発掘に入り、船体を探す計画だ」と明らかにした。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com