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青少年防疫パスの延期検討で現場混乱

Posted December. 15, 2021 08:38,   

Updated December. 15, 2021 08:38

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政府が12~17歳の小児・青少年の防疫パスの学習塾への適用時期を、当初の来年2月1日から延期する案を検討していることが明らかになり、ワクチン接種をめぐり混乱が続いている。塾の特別講義に登録するか、課外授業やインターネット講義を受けるかを決めなければならない生徒と保護者らは、政府の一貫性のない方針と遅い動きに不満を示している。

政府は今月、各学校の期末試験の日程を考慮し、小児・青少年の防疫パスの施行時期を2週間遅らせ、2月15日から施行する案から3月以降にさらに遅らせる案まで考慮していることが、14日分かった。防疫パスを年代別に順次適用するか、防疫パスを適用する塾は距離確保を緩和するやり方で、選択権を与える案も議論している。

今月3日、「塾の防疫パス」の適用方針が発表されるやいなや、主要塾は児童生徒たちに冬休みの特別講義の開講前にワクチンの1回目の接種完了を勧告している。保護者らは、塾の防疫パス適用の延期案が持ち上がると、子供らの接種時期を巡り、悩んでいる。防疫パスの適用が延期されれば、冬休みの特別講義のため、今月27日まで急いで1回目の接種を終えなければならない理由がなくなるからだ。

ソウル地域のとある保護者は「第1順位で調べていたある塾は、開講前に1回目の接種完了者だけが登録できるというのであきらめたのに、今になって方針が修正されるとはあきれたことだ」とし、「政府の方針は確定しておらず、塾でも登録できるかどうかを知らせることはできない」と話した。

ソウル市教育庁によると、ソウル市の児童生徒の感染者はこの1週間(6~12日)で2124人で、先週に比べて674人が増えた。市教育庁は、「全面登校の実施後、生徒の感染者が毎週増加しているが、早期休みは考慮していない」と明らかにした。防疫当局と教育部は校内拡散を理由に、小児・青少年接種を強力に勧告しているが、接種と塾防疫パスについては依然として、保護者の間では否定的な世論が多数となっている。NHNエデュが14日、保護者1万4926人を対象にアンケートを行った結果、71.9%が「青少年の防疫パス導入に反対する」と回答したと発表した。「賛成する」という意見は23.2%、「分からない」は5.0%だった。

教育部は同日、関係省庁や韓国塾団体総連合会と公式協議体を立ち上げ、できるだけ年内に改善策をまとめる計画だと明らかにした。


チェ・イェナ記者 チョ・ユラ記者 yena@donga.com · jyr0101@donga.com