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スピード違反を取り締まる覆面パトカー、来月からテスト運営

スピード違反を取り締まる覆面パトカー、来月からテスト運営

Posted November. 08, 2021 08:59,   

Updated November. 08, 2021 08:59

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警察は来月から、走行中にスピード違反の車を取り締まる「覆面パトカー」を導入し、固定式計測カメラの前でだけスピードを落とすスピード違反車を取り締まる。

警察庁は7日、走行しながらスピード違反の取締りができる「パトカー搭載型交通取締り装備」を12月から導入すると明らかにした。パトカー搭載型交通取締り装備は、レーダーを活用し、前方車両のスピードを計測する技術を備えている。これを使って制限速度より時速40キロ以上速く走る車を優先的に取り締まる予定だ。このほか、スピード違反車に対しては3ヵ月間啓導を通知してから取り締まる方針だ。

警察はまず、全国の高速道路パトロール隊に同装備を取り付けたパトカー17台を運営することにした。今年末までに市道別の国道など一般道路にも、スピード違反取締りの覆面パトカーを10台追加投入する計画だ。

これまで道路に設置された固定式計測カメラの前でだけ速度を落とし、再びスピード違反する例が多く、交通安全の脅威になるという指摘があった。特に、この3年間、高速道路で発生したスピード違反事故による致死率は25%で、高速道路で起きた全事故の致死率6%の4倍を超えた。警察関係者は、「これから一般パトカーまで同技術が拡大適用されれば、パトカーの周辺では安全運転を必ずしなければならないという雰囲気が定着するだろう」とし、「固定式カメラの限界を克服し、交通安全に寄与するだろう」と話した。警察は最近、安全問題になっている二輪車法規違反に集中するため、映像分析技術を開発し、映像分析技術の活用範囲を増やす予定だ。


キム・ユンイ記者 yunik@donga.com