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中国で新型コロナ新規感染者が大幅増加、北京など規制強化

中国で新型コロナ新規感染者が大幅増加、北京など規制強化

Posted October. 26, 2021 08:57,   

Updated October. 26, 2021 08:58

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来年2月の北京冬季五輪の開幕が約100日後に迫る中、中国内の新型コロナウイルスの新規感染者が増加し、当局が緊張している。首都北京市は、人が集まる大規模イベントを全て先送りするか取り消した。特に、感染者が1人でも出た地域から来た人は、北京に入ることはできないとする強力な統制政策を行っている。

 

国家衛生健康委員会は25日、中国全土で24日に39人の新型コロナ新規感染者が発生したと明らかにした。海外流入の4人を除けば、35人が中国国内感染者だ。先月末、中国の1日の新規感染者は10人内外だったが、21日(43人)、22日(50人)、23日(43人)など最近大幅に増えた。

2ヵ月以上、新規感染者がいなかった北京も非常事態となった。19日、北京では今年8月10日以降71日ぶりに新規感染者が発生した。その後24日までの6日間で計15人の感染者が確認された。このため、市当局は今月中に実施する予定だったマラソン大会を無期限延期した。大型のカンファレンスやフォーラムも次々に取り消しとなった。

また市は、感染者が1人でも発生した地域を14日以内に訪れた人は、北京に入ることができないようにした。そのほかにも、北京市民が北京を出て他地域を訪れる旅行を中止するよう勧告し、団体観光も禁止した。

 

これに先立ち、当局は最近、感染者の増加が団体旅行と関連があると見て、団体観光を全て中止にした。市関係者は北京日報に、「五輪開催D-100日(27日)イベントも全て取り消しになる可能性が高い」とし、「来月に北京で共産党中央委員会全体会議も開かれるので、警戒を強めている」と明らかにした。


金祺容 kky@donga.com