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世論調査の方式をめぐり各陣営が対立、「国民の力」の大統領候補選び

世論調査の方式をめぐり各陣営が対立、「国民の力」の大統領候補選び

Posted October. 26, 2021 08:58,   

Updated October. 26, 2021 08:58

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保守系最大野党の「国民の力」が来月5日に大統領選候補を選出するために実施する世論調査の文面をめぐって、大統領選候補間の対立が激しくなっている。4人の候補と与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)大統領選候補との「1対1」仮想対決方式か、4人のうち誰が競争力が高いかを問う4肢択一式かをめぐって、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検事総長と洪準杓(ホン・ジュンピョ)議員側が激突している。同党の選挙管理委員会は、26日までに最終質問項目を決める考えだ。

尹氏陣営の対外協力特別補佐官を務める金京鎮(キム・ギョンジン)前議員は25日、YTNラジオ番組で、「予備選挙のルール確定時、(党選管委員長が)3次本予備選の国民世論調査は、与党候補との本戦での競争力を質問に反映すると話したことがある」と述べた。

尹氏陣営は、李氏との仮想対決形式の「1対1方式」を好む。「李在明 対 ○○○、誰を好むか」という質問項目で、野党候補4人の名前を順に入れて質問する方式だ。陣営関係者は、「様々な候補を一度に尋ねると、与党支持者の『逆選択』にさらされ、本戦の競争力の測定に歪みが生じる可能性がある」と主張した。

一方、洪氏陣営側は「4肢択一式」を好む。「李氏と対決する党候補は、尹錫悦、洪準杓、元喜龍(ウォン・ヒリョン)、劉承旼(ユ・スンミン)の中で誰がいいか」という具合に尋ねるということだ。1対1仮想対決方式は、野党候補の中で誰がより競争力があるかを弁別することが難しいという理由による。洪氏陣営の共同選対委員長を務める李彦周(イ・オンジュ)前議員は25日、MBCラジオ番組で、「(2者仮想対決方式で)予備選を行った先例がない」と強調した。

同党の李俊錫(イ・ジュンソク)代表も、「政党政治や党内の歴史の中で前例のない方式はしない方がいい。選管委員らが熟慮するのがいい」と話した。事実上、4肢択一式を主張する洪氏陣営側の見解に力を与えたのだ。

同党選管は、難航しても26日には文案を決める方針だという。選管は、「2者仮想対決」方式が本戦の競争力把握に効果的な面があるものの、得票率の総合が100%で出てこないため、まかり間違えば不正選挙論議に巻き込まれることを苦慮している。


張寬錫 jks@donga.com