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任成宰と高真榮が米男女ツアーで同時優勝、史上初の快挙

任成宰と高真榮が米男女ツアーで同時優勝、史上初の快挙

Posted October. 12, 2021 08:49,   

Updated October. 12, 2021 08:50

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「韓国の男女選手が米国で同時に優勝するのは珍しいと聞いている。高真榮(コ・ジンヨン)さん、おめでとう。韓国人として誇りに思う」(任成宰)

「米国で大会を無事に終えて韓国に帰ったら、一緒に食事をしようと誘ったけど、同じ日に一緒に優勝できてこの上なく嬉しく思う。任成宰(イム・ソンジェ)さん本当におめでとうと伝えたい」(高真榮)

お互いに祝福の言葉を交わした2人だが、まるで仲の良い兄妹のように見えた。米男子ツアー(PGA)と米女子ツアー(LPGA)を同じ日に制した任成宰(23)と高真榮(26)だ。

これまで同じ週末に韓国選手たちがPGAとLPGAで一緒に優勝したケースは3回あったが、同じ日に優勝したことはない。2020東京五輪に韓国ゴルフ代表として出場した任成宰と高真榮は、米国舞台で韓国の男女エースとして名を馳せてきたが、今度は同時優勝の喜びを分かち合った。

任成宰は11日、ネバダ州ラスベガスのTPCサマリン(パー71)で行われたPGAツアーのシュライナースチルドレンズ・オープン最終ラウンドで、ボギーなしに9バーディーを奪い、9アンダー62をマークした。通算24アンダー、260を記録した任成宰は2位のマシュー・ウルフ(米国)を4打差に引き離して通算2勝目を達成した。優勝賞金は126万ドル(約15億ウォン)。

任成宰より4時間先に高真榮もニュージャージー州ウェストコールドウェルのマウンテンリッジCC(パー71)で行われたコグニザント・ファウンダーズカップで6バーディー、1ボギーの5アンダー66で回り、通算18アンダー266で2位カロリン・マソン(ドイツ)に4打差をつけて優勝カップを手にした。

任成宰は昨年3月、PGAツアー「ザ・ホンダクラシック」でツアー初勝利を果たした後、1年7ヵ月ぶりに2度目の優勝カップを手に入れた。任成宰は特に、今大会3日目まで首位に3打差の単独6位で優勝は望み薄とみられたが、最終日に9バーディーを奪って大逆転勝利を収めた。同日、任成宰のパーオン率は94.4%%に達するほど絶好調のショット感を見せた。

任成宰はシーズン獲得賞金2位(130万2788ドル)、フェデックスカップポイント2位につけた。世界ランキングも29位から21位に躍進した。任成宰の今大会の優勝で、韓国勢のPGAツアー通算勝利総数は20勝になった。任成宰は、「練習を通じて以前の球質を取り戻し、すべてのホールでピンを見てショットを打つことができた」とし、「初勝利は50試合目で果たしたし、2勝目は100試合目で飾ったところを見ると、神の助けがあったようだ。3勝目は150試合目より早く上げたい」と語った。

任成宰は14日から、ラスベガスのザ・サミットクラブで所属会社CJの主催で開幕するPGAツアー「ザ・CJカップ」に出場し、2週連続優勝を狙う。

高真榮は「ワイヤー・トゥ・ワイヤー」(初日から最終日までリードを保つこと)優勝で今季3勝目を挙げ、45万ドル(約5億3000万ウォン)を獲得した。高真榮は、この優勝で累積賞金725万7239ドルになり、LPGAツアー史上40番目にツアー通算賞金700万ドルを越えた。

生まれて初めてタイトル防衛に成功した高真榮はパク・セリ(25勝、2001年)、申智愛(シン・ジエ=11勝、12勝)、朴仁妃(パク・インビ=21勝、2014年)、金世煐(キム・セヨン=12勝、2020年)に続きツアー通算10勝を達成した5人目になった。

高真榮は14ラウンド連続で「60台」を記録し、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が2005年に打ち立てた最多記録に並んだ。高真榮は、「タイトルを守らなければならなかったし、ワイヤー・トゥー・ワイヤー優勝、ソレンスタムの連続ラウンド60への記録挑戦も活かさなければならなかった、釜山でソレンスタムの記録更新に挑戦したい」と話した。

高真榮は12日に帰国して休養した後、21日にLPGAインターナショナル釜山(プサン)で開幕するLPGAツアーBMW選手権に出場する。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com