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賄賂、脅迫、口止め120億ウォンに「50億クラブ」まで、「修羅場」の大庄洞開発スキャンダル

賄賂、脅迫、口止め120億ウォンに「50億クラブ」まで、「修羅場」の大庄洞開発スキャンダル

Posted October. 07, 2021 07:57,   

Updated October. 07, 2021 07:57

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大庄洞(テジャンドン)開発を主導した南旭(ナム・ウク)弁護士とチョン・ヨンハク会計士が、「ユ・ドンギュ元城南(ソンナム)都市開発公社社長職務代理に3億ウォンの賄賂を渡したことを暴露する」と旧同業者から脅迫を受け、120億ウォンを渡したという。賄賂、不正、口止めに百億ウォン以上の金をばらまいたということだ。大庄洞民間事業者の火天大有(ファチョンデユ)資産管理から50億ウォンを受け取ることにしたという「50億約束グループ」リストも公開された。賄賂と特恵で得た数千億ウォンに群がり、金を手にした。これほどの「酒池肉林」はない。

発端になった3億ウォンの賄賂は、大庄洞ではなく2013年の慰礼(ウィレ)開発の時に渡した。南氏らは、慰礼事業を共に行ったチョン・ジェチャン氏が約7年前に撮った札束の写真を見て、120億ウォンを渡した。単に彼らは3億賄賂事件を覆い隠すために120億ウォンという巨額を渡したということも疑問だ。120億ウォンを得たチョン・ジェチャン氏は、チョン会計士と共に09年に大庄洞開発に参加しようと立てたパンギョAMCの共同代表だった。大庄洞開発の事業構造を誰よりもよく知っていたと見なければならない。チョン・ジェチャン氏が、大庄洞開発でもチョン会計士らがユ氏に賄賂を渡して大金を得た状況を知ったか、まだ明らかになっていない不正を突きつけた可能性も排除できない。

南氏らが口止め用に渡した金は、ユ氏の「特恵設計」で不労所得のように得た金の一部だ。彼らは、賄賂で公共の外皮を被せ、民間の土地を安値で購入し、何と10倍の値で分譲して7千億以上を手にした。不法に簡単に得た金なので、奔放に使ったのだ。南氏は、事業特恵を受けた見返りに、ユ氏にも700億ウォンを渡すことを約束したと、検察は見ている。渡す金を配分する過程で、ユ氏がチョン会計士の頬を殴ったという。賄賂、脅迫、背任に暴行が飛び交うドタバタ劇だ。

野党「国民の力」の朴洙ヨン(パク・スヨン)議員は6日、チョン会計士の録音を根拠に、火天大有「50億約束グループ」の6人のリストを公開した。これには、息子が50億ウォンの退職金を受け取った郭尚道(クァク・サンド)議員、火天大有の大株主キム・マンベ氏が100億ウォンを渡した分譲代行業者の親戚の朴英洙(パク・ヨンス)元特別検事が含まれている。火天大有の顧問だった権純一(クォン・スンイル)前最高裁判事、金秀南(キム・スナム)元検事総長、崔在卿(チェ・ジェギョン)元仁川(インチョン)地検長、ホン某氏らの名前もある。当事者らは否定するが、疑惑が幾重にも重なっており、捜査を通じて実体を明らかにしなければならない。

チョン・ジェチャン氏は、今でも30億ウォンを求めて訴訟を行っている。公企業の中心人物が賄賂を受け取って天文学的な利益を民間に与え、ここに一歩ずつ足をかけた人々がより多くの金を得ようとを口げんかをする。このように修羅場が繰り広げられたが、嘘の説明と責任回避がまかり通る。検察・警察は大庄洞に関連するすべての不法を一つ一つ明らかにし、犯罪による収益は最後の1ウォンに至るまで没収・追徴しなければならない。