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米体操「伝説」バイルズ、「なぜ主治医の性的虐待をなぜ放置したのか」とFBI捜査の遅れを非難

米体操「伝説」バイルズ、「なぜ主治医の性的虐待をなぜ放置したのか」とFBI捜査の遅れを非難

Posted September. 17, 2021 08:40,   

Updated September. 17, 2021 08:40

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米国女子体操の「生きる伝説」シモーネ・バイルズ(24)がとめどなく涙を流した。15日、米ワシントンの連邦議会議事堂(キャピトルヒル)で開かれた米上院公聴会での証言台で、米体操代表チームの仲間らと一緒に立った時のことだった。約20年間、米女子体操代表チームを務めた選手とミシガン州立大学選手330人以上を対象に常習的に性的暴行を加え、現在服役中の代表チームの元専属医師ラリー・ナッサー氏に対する連邦捜査局(FBI)と司法省の捜査の問題点を証言する席だった。

2016年リオデジャネイロ五輪で4冠に輝いたのバイルズも被害者の一人だった。バイルズは「ナッサー氏が性的虐待を犯すことができるように放置したシステムも非難したい」と述べた。FBIがナッサーが性的虐待を行っていることを事前に知っていたにもかかわらず、これといった措置を取らなかったことへの批判だった。バイルス委員長は「FBIはわれわれの問題に目をつぶったようだ。捕食者が子どもたちを傷つけることになれば、結果は深刻だということを知らしめなければならない。やられるだけやられた」と涙ぐんだ。

今年7月に司法省が公開した捜査記録によると、ナッサー容疑者に対する最初の調査は2015年7月に始まったが、いくつかの犯罪行為に対しては手続きが延期された。連邦捜査がまともに行われなかったため、70人以上の選手に対するナッサーの追加犯罪が続いた。バイルズは関連したFBI要員と司法省要員に対する起訴を要求した。

バイルズとともに、マッケイラ・マロニー、アリー・レイズマン、マギー・ニコルズの3人の米代表出身の女子体操選手たちは、「このような犯罪がこれ以上起きてはならない」としてナッサーの犯罪が彼女たちの人生に及ぼした持続的な被害に対して激昂した口調で証言した。

FBIのクリストファー・レイ局長は、「許されないことであり、謝罪する。今後こうしたことが二度と起こらないようにする」と述べた。


金東昱 creating@donga.com