崔志晩(チェ・ジマン=30、タンパベイ・レイズ)が決勝本塁打で高校先輩の所属チームを泣かせた。
崔志晩は15日、カナダ・オンタリオ州トロントの敵地ロジャースセンターで行われたトロント・ブルージェイズ戦で、0-0で拮抗した2回表に先頭打者として出場して本塁打を放った。2ボールノーストライクの状況でトロント先発のホセ・ベリオスの93マイル(約150キロ)のファストボールを捉えて右フェンスを越えに運んだ。
シーズン10本目の本塁打。2018年(10本)、2019年(19本)に続き、通算3度目の二桁本塁打シーズンを作った。3打数2安打1打点1得点を記録した崔志晩はシーズン打率を.242に引き上げた。タンパベイは8回にブランドン・ロウの本塁打を放ち2-0で勝った。
崔志晩の仁川(インチョン)東山(トンサン)高の先輩である柳賢振(リュ・ヒョンジン)が活躍するトロントは、最近の10試合で9勝1敗をマークし、アメリカンリーグのワイルドカード争いで単独1位に浮上するなど勢いに乗っていたが、崔志晩に一撃を食らって敗北を喫した。ワイルドカード争いをしているニューヨーク・ヤンキースがボルチモア・オリオールズに7-2で勝利し、トロントと1位タイになった。
リリーフに転身した金広鉉(キム・グァンヒョン=33、セントルイス・カージナルス)はメジャー通算2度目のセーブを記録した。同日、ニューヨークの敵地シティ・フィールドで行われたニューヨーク・メッツ戦で、金広鉉は7-4でリードしていた11回裏に登板し、1イニング1安打1四球2失点を記録し、試合を勝利で締めくくった。
昨年7月25日の大リーグデビュー戦でセーブを記録した金広鉉は、その後は先発として活躍したが、最近、リリーフに転身した。714日ぶりのセーブ記録。金広鉉のシーズン成績は6勝7敗、1セーブ、防御率は3.63だ。4連勝を飾ったセントルイスはナショナルリーグのワイルドカードで2位を維持した。
金培中 wanted@donga.com