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あす韓米日の北朝鮮核首席代表が協議、対話再開を議論

あす韓米日の北朝鮮核首席代表が協議、対話再開を議論

Posted September. 13, 2021 08:50,   

Updated September. 13, 2021 08:50

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政府が今週、北朝鮮核問題をめぐる韓米日首席代表協議、中国の王毅国務委員兼外相の訪韓などを通じて、南北通信連絡線の遮断後、再び断絶した南北対話の再開を模索する。

魯圭悳(ノ・ギュドク)外交部韓半島平和交渉本部長は14日、日本で米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表、船越健裕アジア大洋州局長と共に北朝鮮核問題をめぐる首席代表協議を行い、対話再開について議論する。魯氏は12日、出国前に取材団に対し、「韓半島平和プロセスの進展に向けて生産的な協議になることを期待する」と話した。韓米の首席代表が先月1週間を置いて2度会ったことについては、「今閉ざされている北朝鮮との対話の扉を開こうとする両国政府の真摯な努力の兆候」と強調した。政府関係者は、「これまでの北朝鮮に対する人道・防疫支援の議論に加え、北朝鮮を引き出す新たな案を(日本で)模索する可能性もある」と伝えた。韓米日は、北朝鮮が7月に入って寧辺(ヨンビョン)原子炉を再稼働していることについても、対応を議論するとみられる。

王氏は14日、2日間の日程で10ヵ月ぶりに訪韓し、15日に鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官と会談する。中国の習近平国家主席の訪韓問題のほか、米中対立の中、米国の中国牽制に参加しないよう要請するものとみられる。文在寅(ムン・ジェイン)大統領に会って、来年2月の北京冬季五輪への参加を要請し、北朝鮮との対話再開についても議論するものと予想される。

 

李仁栄(イ・インヨン)統一部長官は16日、大韓赤十字社ソウル事務所内の画像再会の会場を訪れ、離散家族画像再会試演会に出席する。李氏は、「北朝鮮に秋夕(チュソク、旧暦8月15日)の離散家族画像再会を提案する」とし、離散家族の再会を南北協力の開始点にする考えを示してきた。政府は、今週、南北国連同時加入30年の記念日(17日)を迎え、北朝鮮が平和プロセスの再稼働に応じることを期待している。

 

しかし、政府のこのような動きが北朝鮮の反応を引き出せるかは未知数だ。ある外交筋は、「経済制裁の緩和など確実なアメがなければ、北朝鮮は当分の間、新型コロナウイルスの感染リスクを顧みずに外交の舞台に出てくることはないだろう」と見通した。


申晋宇 niceshin@donga.com