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米研究員、「寧辺原子炉再稼働は三重水素の生産のため」 

米研究員、「寧辺原子炉再稼働は三重水素の生産のため」 

Posted September. 07, 2021 08:45,   

Updated September. 07, 2021 08:45

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北朝鮮が寧辺(ヨンビョン)原子炉を再稼働するのは、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載する軽量核兵器の製造に必要な三重水素を生産するためだと、米国の専門家らが分析した。

ランド研究所のブルース・ベネット上級研究員は3日(現地時間)、米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)に出演し、「北朝鮮はまだ多くの三重水素を生産できないものとみられる」とし、「北朝鮮がより多くの核弾頭を作り、三重水素の供給拡大が必要という点には疑いの余地がない」と主張した。「北朝鮮はすでに十分に多量のプルトニウムと高濃縮ウランを保有しているにもかかわらず、寧辺原子炉を再稼働する理由は何か」という質問への返答だった。

国際戦略問題研究所(IISS)のマーク・フィッツパトリック上級研究員も、北朝鮮の原子炉再稼働について、「北朝鮮はICBMに搭載する水素爆弾を作るために、多くのプルトニウムと三重水素の生産を望んでいる」と指摘した。また、「北朝鮮は解決が至急の危険があるということを米国に伝えようとしている」とし、政治的動機もあると診断した。プルトニウムを生産でき、多くの核兵器を作ることができるということを想起させる狙いがあるということだ。そして、「北朝鮮は対話に関心がないようだ」とし、「北朝鮮は核兵器で米国を抑制する能力の維持を望んでいて、核施設を放棄する準備はできていない」と強調した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com