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元米海兵隊員が民家で銃撃、乳児含む4人死亡

元米海兵隊員が民家で銃撃、乳児含む4人死亡

Posted September. 07, 2021 08:46,   

Updated September. 07, 2021 08:46

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アフガニスタンに従軍経験のある元米海兵隊員が、フロリダ州のある民家に押し入って銃を乱射し、生後3ヵ月の乳児や母親など4人を殺害した。犯人は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患い、最近では精神障害の症状を見せていたという。

AP通信などによると、5日、元海兵隊員ブライアン・ライリー容疑者(33・写真)が、フロリダ州レークランド郊外の民家で、警官との銃撃戦の末、逮捕された。容疑者は逮捕前、家にいた乳児、その母親(33)と祖母(62)、男性(40)に発砲して殺害し、11歳の少女にも重傷を負わせた。警察当局は、容疑者が犯行現場から約20キロ離れたブランドンで暮らし、被害者とのつながりはなく、犯行対象を無作為に選んだと見ている。

警察によると、容疑者は犯行前日の夕方、事件現場の家の前に車を止め、「あなたの娘の1人と話をするために、神が私をここへ使わした」と話した。逮捕後、自身が「サバイバリスト(survivalist・社会秩序の崩壊や世の中の終末にも生き残れるよう備える人)」と話し、ヒロポンを投薬したと自白した。

容疑者のガールフレンドは警察に、容疑者がPSTDの診断を受け、落ち込んでいたと話した。特に、犯行1週間前、ある教会で警備をした後、「神と直接話すことができる」と言うなど、おかしな行動を見せていた。

容疑者は2008年にイラク、09~10年にアフガニスタンで狙撃手として4年間従軍し、除隊した。除隊後は警備員や保安員として働き、犯罪歴はなかった。


趙鍾燁 jjj@donga.com