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「痛みともに楽に暮らして帰れますように」 鎮川にアフガン人歓迎の横断幕

「痛みともに楽に暮らして帰れますように」 鎮川にアフガン人歓迎の横断幕

Posted August. 27, 2021 08:40,   

Updated August. 27, 2021 08:40

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アフガニスタンの助力者とその家族が滞在する予定の忠清北道鎮川(チュンチョンブクド・ジンチョン)にある国家公務員人材開発院の入り口周辺の道路には、26日午前から彼らを歓迎する内容の横断幕が掲げられた。太極旗(テグッキ=韓国国旗)とアフガニスタンの国旗が描かれ、「皆さんの痛みを共にします」「あなたとあなたの家族を応援します」という文句が韓国語と英語、アラビア語などで書かれている。仁川(インチョン)空港を経て、鎮川に到着するアフガン人を慰めるために軍民たちが掲げたものだ。

新型コロナウイルス検査で陰性判定を受けたアフガン人たちは、ここで6週間ほど滞在することになる。朴範界(パク・ボムゲ)法務部長官は、「身元検証も徹底的に行った」とし、「医師4人と看護師6人も常駐し、法務部の職員40人も派遣されている」と語った。

午後になって、鎮川郡徳山邑(トクサンウブ)事務所に、「違法な横断幕を撤去しろ」という一部の住民からの苦情が寄せられ、横断幕は現在撤去された状態だ。

鎮川郡も総合状況室を設置し、新型コロナの防疫措置や救援物資の受付など、アフガン人を迎える準備が盛んに行われている。

忠清北道参加自治市民連帯は、「手を差し伸べた政府と鎮川郡民の決定を歓迎する。思いやりと人道的支援が共に行われることを希望する」とコメントした。

前日、アフガン人の受け入れと関連して、政府側と住民の懇談会が2時間半ほど開かれ、賛否の意見が分かれた。住民は政府を信じ、アフガン人を受け入れることを決めた。

ユ・ジェユン鎮川郡里長団協議会長は、「喜ばしいことではないが、食い止めることでもない」とし、「不安に震えたはずの彼らが気楽に過ごしてほしい」と語った。


張基祐 straw825@donga.com · 柳原模 onemore@donga.com