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イスラエル保健省「ブースター接種効果は2回目接種の4倍」

イスラエル保健省「ブースター接種効果は2回目接種の4倍」

Posted August. 24, 2021 08:39,   

Updated August. 24, 2021 08:39

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新型コロナウイルスワクチンの3回目接種(ブースター接種)を行えば、感染予防効果が2回目の接種まで受けた人より4倍も高いことが分かったと、イスラエル保健省が明らかにした。

ロイター通信によると、イスラエル保健省は22日、ワクチンの2回接種から5ヵ月が過ぎた60歳以上を対象に3回目の接種を行った結果、10日後から、このような感染予防効果があったと明らかにした。コロナ感染者の重症化と入院を予防する効果は、2回目の接種を受けた時よりも5、6倍ほど高かった。研究結果の具体的な全容は公開していない。今回の発表は、最近、イスラエルでワクチン接種を担う保健機構「マッカビ」がブースター接種を受けた60歳以上の14万9144人のうちコロナ感染者は37人だった」として「これは2回目接種者と比較すれば感染率は6分の1水準だ」と好評したことと同じ脈絡だ。

イスラエルは先月12日、世界に先駆けて免疫脆弱層へのブースター接種を開始し、先月30日には、60歳以上の接種を実施している。最近は40歳以上や妊婦、教員などにも接種を行っている。最近まで全人口930万人のうち約150万人がブースター接種を終えた。イスラエルは、感染力の高いデルタ株の流行で、21日基準で新規感染者(1週間平均)が7200人を超えるなど感染拡大ペースが、大流行が深刻だった今年1月と似たような水準だ。

イスラエル保健省は、「ワクチン接種後に(感染して)重症化した人は大半が60歳以上か基本疾病を抱えているケースだ」とし「特に高齢者にはブースター接種が必要だ」と強調した。


趙鍾燁 jjj@donga.com