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鉄条網の上で米兵に託された赤ちゃん、父親の元へ

鉄条網の上で米兵に託された赤ちゃん、父親の元へ

Posted August. 23, 2021 08:40,   

Updated August. 23, 2021 08:40

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タリバンが支配するアフガニスタンから脱出しようと首都カブールの国際空港に人々が殺到する中、19日(現地時間)、空港の鉄条網の向こう側にいる米兵に託された赤ちゃんが父親と対面した。この父親を含め多くのアフガンの親たちはせめて子どもだけでも助けたいという思いで、空港を警備する米兵に子を託しているという。

米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、米海軍は20日、声明を通じて、「赤ちゃんは部隊内の医療施設に運ばれ、治療を受けた。父親とも対面し、現在父子は空港内で安全にいる」と明らかにした。国防総省のカービー報道官も、記者会見を通じて、「赤ちゃんの親が海兵隊に赤ちゃんの具合が悪いと治療を要請した。赤ちゃんは空港内の病院で治療を受けた後、父親に会った」とし、「人道主義の観点からなされたこと」と説明した。赤ちゃんの母親は空港付近に人が押し寄せたため負傷し、空港の外にいるという。


任寶美 bom@donga.com