「韓国の兄弟国であるトルコで28回の優勝を果たし、最も多くのトロフィーを掲げたフェネルバフチェSKにいらっしゃったキム・ミンジェ選手(写真)を歓迎します」
トルコリーグの名門フェネルバフチェSKは、韓国サッカー代表チームの看板DFとして活躍しているキム・ミンジェ(25)の加入を公開しながら、韓国語でこのような歓迎のメッセージを発表した。北京の国安(中国)でプレーしていたキム・ミンジェは、フェネルバフチェと4年契約を結び、欧州リーグ進出を果たした。背番号3をつけることになったキム・ミンジェは、孫興民(ソン・フンミン)が所属するトッテナム・ホットスパー(イングランド)やポルト(ポルトガル)、ユベントス(イタリア)など多くの欧州クラブへの移籍説に流れていた。
フェネルバフチェは、キム・ミンジェの加入に期待感を示している。獲得の発表と同時に、クラブのホームページは、「キム・ミンジェがチームで初練習を行った」などと動静を速やかに伝えた。またフェネルバフチェは15日、トルコ語と韓国語を併記し「私たちは今の大韓民国があるまでにどれほど多くの努力と犠牲が必要だったか知っています」とし「悲しい歴史の中でスポーツが韓国人に多くの力になったということも重要だと思います」と大韓民国光復節ニュースも伝えた。
同じクラブのバレーボールチームで6年間活躍した金軟景(キム・ヨンギョン)も、キム・ミンジェ獲得のニュースを喜んだ。フェネルバフチェがクラブのソーシャルメディアを通じて、キム・ミンジェの加入を発表すると、金軟景は拍手などの絵文字を書き込んだ。1907年に創設されたフェネルバフチェは、トルコ1部リーグだけで19回優勝した名門クラブだ。
キム・ジョンフン記者 hun@donga.com