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米国務省、「米韓軍事演習は防衛目的、北朝鮮敵視せず」

米国務省、「米韓軍事演習は防衛目的、北朝鮮敵視せず」

Posted August. 12, 2021 07:28,   

Updated August. 12, 2021 07:28

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米国が10日(現地時間)、韓米合同軍事演習は防衛的な性格であり、北朝鮮に敵対する意図はないと明らかにした。計画された演習は続けるものの、北朝鮮を刺激せず外交的な接近を図る趣旨の発言とみられる。

米国務省のプライス報道官は同日、定例会見で、韓米合同軍事演習を非難した金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長の談話についての質問に、「北朝鮮のコメントに特に反応する必要はないが、若干の前後の事情を説明する」とし、このように話した。 

 

プライス氏は、「合同軍事演習は純粋に防衛目的だ」とし、「この点を私たちは繰り返し明らかにした。大変重要な部分だ」と述べた。また、「北朝鮮を敵視しているわけではない」とし、「私たちは堅固な米韓同盟により、韓国の安全と米国の合同防衛態勢に専念している」と説明した。また、米国が南北の対話と関与を支持するとし、このために韓国のパートナーと協力していく考えも明らかにした。

元在韓米軍司令官は、韓国の与党議員が韓米合同軍事演習の延期を要請したことに対して、「合同軍事演習を政治争点化することは、米韓同盟に影響を及ぼしかねない」と懸念を示した。米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、バーウェル・ベル元在韓米軍司令官は、「北朝鮮を効果的に抑止して必要な場合に撃退するための同盟の態勢を北朝鮮との潜在的で短期的な関係改善に利用する政治的道具にしてはならない」と指摘した。

ジャームズ・サーマン元在韓米軍司令官も、与正氏の演習中止警告に対して、「以前に聞いたことと全く同じだ。韓国は態勢を維持し、常に国境を防衛する準備ができていなければならない」と主張した。


兪載東 jarrett@donga.com