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現代自とLGエネルギーソリューションがインドネシアにバッテリーセル合弁工場を建設

現代自とLGエネルギーソリューションがインドネシアにバッテリーセル合弁工場を建設

Posted July. 30, 2021 08:24,   

Updated July. 30, 2021 08:24

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現代(ヒョンデ)自動車グループとLGエネルギーソリューションが、インドネシアにバッテリーセルの合弁工場を建設する。2024年から工場が本格的な量産に入れば、年間電気車15万台に搭載できる規模のバッテリーを生産する。現代自は、日本車が掌握した東南アジア自動車市場の攻略のための垂直系列化を成し遂げ、LGエネルギーソリューションは韓国、米国、中国、ポーランドに次ぐ5番目の生産拠点を構築することになった。

29日、現代自グループとLGエネルギーソリューションは、インドネシアのカラワン産業団地に年産10GWh規模のバッテリーセル合弁工場を設立すると発表した。工場敷地の規模は33万平方メートルだ。

両社は今年第3四半期に合弁法人(JV)を設立し、第4四半期に着工して、2023年上半期に完成後、試験稼動に入る計画だ。両社が半分ずつ、計11億ドル(約1兆1700億ウォン)を投資し、50%ずつの持分を持つ。

インドネシアを生産拠点にしたのは、バッテリーのコア素材であるニッケルなどを調達しやすく、人件費が安いためだ。インドネシアは、ニッケルの埋蔵量や採掘量が世界トップで、政府レベルで電気車関連産業を積極的に育成している。合弁工場は一定期間、法人税や関税などの減免を受ける。

合弁工場ではニッケル(N)、コバルト(C)、マンガン(M)、アルミニウム(A)などを追加した高性能NCMAリチウムイオンバッテリーセルを生産する計画だ。

今回の合弁工場の設立で、韓国車の東南アジア進出に拍車がかかる見通しだ。現代モービスがバッテリーシステムの生産を担当し、現代自動車がインドネシアのブカシ・デルタマスに建設している自動車製造工場が年内に完成すれば、来年から電気自動車などの自動車を年間15万台以上生産するものと見られる。現代自グループは、LGエネルギーソリューションとの合弁工場が完成すれば、「バッテリー・部品・完成車」へとつながる電気車の供給ベルトを完成することになる。

LGエネルギーソリューションは、バッテリー生産能力を今年155GWhまで増やし、2023年までに米ゼネラルモーターズ(GM)との合弁工場2カ所を含めて、計260GWhに拡大する計画だ。


ホン・ソクホ記者 ソ・ヒョンソク記者 will@donga.com · skytree08@donga.com