李光哲(イ・グァンチョル)大統領民情秘書官(写真)が2019年、金学義(キム・ハクウィ)元法務部次官に対する不法出国禁止を事実上陣頭指揮した罪で、1日裁判にかけられた。検察の中間幹部で2日、金被告関連の捜査チームが解体される前日、電撃的に起訴されたのだ。
水原(スウォン)地検捜査チーム(チーム長=李禎燮部長検事)は、李秘書官を職権乱用権利行使妨害の容疑でソウル中央地裁に在宅起訴したと発表した。李容疑者は、文在寅(ムン・ジェイン)政府発足直後の2017年5月に民情秘書官室先任行政官として大統領府に入り、民情秘書官などに昇進し、4年2カ月間勤務している。大統領府の2018年の蔚山(ウルサン)市長選挙介入事件などで検察から捜査を受けたが、起訴されたのは初めてだ。
検察は、公訴状に李容疑者が車圭根(チャ・ギュグン)法務部出入国外国人政策本部長、イ・ギュウォン元最高検察庁過去史真相調査団検事とともに、偽の事件番号が書かれた出国禁止要請書などを通じて、金元次官を違法に出国禁止させた事実を指摘した。李容疑者は、金元次官が出国を試みた当日の2019年3月22日、イ検事に電話し、「法務部、最高検察庁の承認が出た。出国禁止にすべきだ」と話し、車本部長には「イ検事が連絡を取るだろう」と話し、事実上、出国禁止の過程を主導した。大統領府は李容疑者の起訴直後、「立場を表明することなどない」とのみコメントした。
ユ・ウォンモ記者 パク・ヒョモク記者 onemore@donga.com · tree624@donga.com