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危機のサルコジ元仏大統領、「政治資金不正」有罪なるか

危機のサルコジ元仏大統領、「政治資金不正」有罪なるか

Posted June. 19, 2021 08:20,   

Updated June. 19, 2021 08:20

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フランス検察が17日(現地時間)、2012年の大統領選での違法政治資金容疑で起訴された元大統領のサルコジ被告(66・写真)に対し、禁錮1年(執行猶予6ヵ月)を求刑し、3750ユーロ(約505万ウォン)の罰金を裁判所に要請した。

AFP通信などによると、フランス検察は法廷で、「サルコジ被告は裁判に一度しか出席しないなど、大統領選不正献金を反省していない」とし、厳しい刑を適用するよう要請した。すべての疑惑を否定しているサルコジ被告は15日、法廷に出席し、「40年間政治をした。政治が私の人生であり、選挙運動がどう動くか分かっている」と主張した。

07年から12年まで在任したサルコジ被告は、12年に続投に挑戦したが、社会党のオランド前大統領に敗れた。当時、法で規定された選挙活動費の限度は2250万ユーロ(約303億ウォン)だったが、サルコジ被告の選挙活動費は少なくとも4280万ユーロ(約576億ウォン)にのぼるという。

サルコジ被告は14年、最高裁の裁判官に、人事上の便宜をもちかけ、その見返りに不正献金疑惑についての捜査情報を得ようとしたとされ、今年3月に禁錮3年(執行猶予2年、実刑1年)を宣告された。第5共和制が始まった1958年以後、大統領経験者が汚職などの罪で実刑判決を受けるのは初めて。

検察の求刑どおりに判決が言い渡されれば、執行猶予期間を除く残り6ヵ月は拘禁されることになる。しかし、通常懲役2年以上が刑務所に行くフランスの慣例上、自宅での禁錮となる可能性が高い。


金潤鍾 zozo@donga.com