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変異感染が全体の14.8%、蔚山では「優勢種」の恐れ

変異感染が全体の14.8%、蔚山では「優勢種」の恐れ

Posted May. 05, 2021 08:23,   

Updated May. 05, 2021 08:23

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新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の英国変異ウイルスの韓国内での拡散傾向が尋常でない。特に、蔚山(ウルサン)地域ではここ6週間分析した感染者10人に4人の割合で英国変異に感染したことが確認された。このままでは英国変異が国内で「優勢種」の位置を占めることになるとの懸念も出ている。国際学術誌「ネイチャー」は、英国変異は一般ウイルスに比べて伝播力は70%、致死率は最大61%高いという研究結果を発表している。

中央防疫対策本部(防対本)は4日、先週1週間(4月25日〜5月1日)に感染した656人を対象に遺伝子分析を行った結果、14.8%(97人)が変異感染だったと発表した。疫学調査の結果、変異ウイルスの感染と推定される事例まで合わせれば、国内の変異感染者は計1499人に増える。このうち90%(1345人)が英国変異だ。

英国変異ウイルスの拡散が最も深刻な地域は蔚山だ。蔚山地域では、英国変異によって発生した集団感染事例が確認されたものだけでも12件あり、関連感染者は327人に上る。パク・ヨンジュン防対本疫学調査チーム長は、「蔚山で特に英国変異が拡散した理由は明らかでない」とし、「3月中旬から(蔚山内の)地域社会で追跡管理が漏れた人がおり、彼らによって追加伝播が続いた結果とみられる」と説明した。防疫当局が英国変異を「主要変異」と分類して管理したにもかかわらず、防疫網に穴が開いたのだ。実際、英国変異の国内感染者のうち7人は韓国に入国後、自己隔離を免除されたが、後で感染したケースだった。

国内の英国変異感染者らは、若年層に布陣している。感染者の87.5%が50代以下だ。全体感染者のうち、50代以下の割合が73%であることに比べれば、15%ポイント近く高い数値だ。防疫当局は、若者であればあるほど、海外交流や対外活動が多く、変異感染の確率が高かったと分析している。米国でも英国変異が優勢種となっていく過程で、若年層入院患者が増加する傾向があった。

専門家らは、英国変異が高齢層にまで広がれば、第4次流行の引き金になるリスクが高いと警告している。翰林(ハンリム)大学聖心(ソンシム)病院呼吸器内科の鄭錡碩(チョン・ギソク)教授は、「まず活動量の多い若者の間で広がった後、高齢層に拡散するのが変異ウイルスの典型的なパターンだ」と説明した。高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科の金宇柱(キム・ウジュ)教授は、「変異ウイルスが優勢種の地位を占めるのは世界的な流れだ」とし、「伝播力と致死率の高い英国変異が高齢層にもっと拡散する前に、高齢層のワクチン接種率を最大限高めなければならない」と指摘した。

一方、同日、インド滞在の韓国人170人あまりは、午前、不定期便で韓国入りした。防疫当局は、インドの深刻な変異ウイルスの流行状況を考慮し、インドからの入国者を7日間、別途の施設から隔離することを決めた。同日0時基準の新型コロナの新規感染者は、541人と集計された。


イ・ジウン記者 easy@donga.com