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KIST、「肥満をおさえるチンゲンサイ」の大量生産に成功

KIST、「肥満をおさえるチンゲンサイ」の大量生産に成功

Posted April. 12, 2021 08:15,   

Updated April. 12, 2021 08:15

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抗肥満成分のグルコシノレートの含量を最大2.4倍増やした「肥満防止チンゲンサイ」が開発された。韓国科学技術研究院(KIST)は11日、スマートファーム融合研究センターのユ・ジヘ主任研究員チームが、スマートファームで肥満効果のある機能性チンゲンサイの生産に成功したと発表した。

研究チームは、韓・カナダ国際共同技術開発事業のうち、肥満と糖尿発病率の高いカナダ北部原住民の健康問題の解決方法として「チンゲンサイ」に注目した。チンゲンサイは、脂肪組織と肝臓で脂肪蓄積を抑制して炎症を下げるグルコシノレートが他の野菜より多いが、グルコシノレート成分を増やすと生産量が減るという問題があった。

研究チームは、スマートファームでチンゲンサイに短波長と多波長の発光ダイオード(LED)を当てながら、露出時間と水分供給期間を様々な方法で組み合わせて実験を行った。その結果、1日に20時間光にさらされ、4時間暗い状態を維持する時が最もよく育ち、生産量は最大2倍以上伸びた。一般的な栽培環境で育てた時より、グルコシノレート含量は最大2.4倍多いことが分かった。

カナダのマニトバ州立大学は、原住民臨床試験を進めて代謝性疾患の効果について調査することにした。研究結果は先月15日、国際学術誌「フードケミストリー」に掲載された。


イ・ヒョンギョン記者 uneasy75@donga.com