Go to contents

宇宙に向かう米日同盟、「米宇宙コマンドに日本の連絡官を派遣」

宇宙に向かう米日同盟、「米宇宙コマンドに日本の連絡官を派遣」

Posted April. 06, 2021 07:50,   

Updated April. 06, 2021 07:50

한국어

米宇宙コマンドが2日(現地時間)、日本の航空自衛隊と、宇宙コマンド本部に自衛隊の連絡官を派遣する合意に署名したと明らかにした。米日軍事同盟が、北朝鮮の弾道ミサイル脅威などに対応したミサイル防衛を越え、宇宙作戦分野に急速に拡大する信号弾になるものとみられる。

5日、米宇宙コマンドによると、米日両国の宇宙作戦関連の責任者がリモートで合意に署名した。これにより、今年中に航空自衛隊の連絡官1、2人が、米宇宙コマンドがあるコロラド州ピーターソン基地に派遣されるという。彼らは戦略・戦術の面で宇宙領域の米日軍事協力を支援する任務を遂行すると、宇宙コマンドは伝えた。米国が主管する宇宙演習に自衛隊の参加幅と機会を拡大する過程で、両国軍の情報交流も強化されるものとみられる。宇宙コマンド関係者は、「今回の合意署名で、米日軍の宇宙協力増進の機会を得た」とし、「インド太平洋地域における両国の宇宙同盟の強化に向けた次の段階が期待される」と話した。

日本はこれまで、宇宙の物体を監視し、衛星を追跡する内容の「グローバル・センチネル」など米国が主導する宇宙演習にほぼ参加してきた。昨年5月、航空自衛隊傘下に「宇宙作戦隊」という名称の宇宙部隊を創設したのに続き、今年はこの部隊を「航空宇宙自衛隊」に拡大・改編する方針だ。トランプ政権時代の2019年8月、米国防総省傘下に設置された宇宙コマンドは、宇宙で国家安全保障作戦を統合・指揮する任務を担っている。当時、ホワイトハウスは報道資料で、「宇宙で優位を確実にするために設立された」と強調した。その年末には米空軍宇宙コマンドが、「宇宙軍」に名称を変えて創設された。

米日に比べて韓米の宇宙協力は進んでいない。韓国軍は、米主導の宇宙演習を参観する水準で、大隊級の宇宙作戦部隊も2030年頃に創設される予定だ。軍関係者は、「米宇宙軍との定例協議体の開設と人的交流の拡大などを急ぎ、米日宇宙協力に後れを取らないようにしなければならない」と指摘した。


尹相虎 ysh1005@donga.com