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大企業31社が女性の社外取締役を初選任

大企業31社が女性の社外取締役を初選任

Posted March. 18, 2021 07:54,   

Updated March. 18, 2021 07:54

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現代(ヒョンデ)自動車、SK(株)、(株)LG、LG電子など韓国の大企業31社が、今年初めて社外取締役を選任する。17日、企業評価サイト「CEOスコア」は、12日まで今年の株主総会召集決議報告書をまとめた上場会社267社のうち、46社が女性社外取締役を選任する案件を含めたと明らかにした。これらの企業が選任する女性社外取締役は計51人で、再任が8人、新規選任が43人だ。

46社のうち、初めて女性社外取締役を選任する企業は31社であることが分かった。現代自は、初の女性社外取締役に、KAIST航空宇宙工学科のイ・ジユン教授を内定した。SK(株)は、金宣希(キム・ソンヒ)毎日(メイル)乳業社長を、(株)LGは、イ・スヨン元コーロンエコワン代表を社外取締役に選任する予定だ。LG電子は、元検事の姜修眞(カン・スジン)高麗(コリョ)大学ロースクール教授を、監査委員を兼任する社外取締役に選任する計画だ。

複数の女性社外取締役を選任する企業もある。錦湖(クムホ)石油化学は憲法裁判官を務めた李貞美(イ・ジョンミ)弁護士、朴順愛(パク・スンエ)ソウル大学行政大学院教授、チェ・ジョンヒョン梨花(イファ)女子大学環境工学科教授の3人の女性社外取締役を新たに選任する。ハンファ・エアロスペースは、キム・ヒョンジン・ソウル大学航空宇宙工学科教授、李宣憙(イ・ソンヒ)成均館(ソンギュングァン)大学ロースクール教授の2人を内定した。

女性社外取締役が増える背景には、来年8月から実施される「資本市場や金融投資業に関する法律(資本市場法)」の改正案のためだという見方が出ている。資本市場法には、「資産総額2兆ウォン以上の上場法人は、取締役会全員を特定性の取締役で構成してはならない」という条項が盛り込まれている。また、女性役員が増える社会の流れとあいまって、取締役会の構成員において多様性を確保する企業が増えていることも影響を及ぼした。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com