プロ野球LGの新しい外国人投手アンドリュー・スアレス(32=米国・写真)が強烈なデビュー戦を行った。
左腕投手のスアレスは10日、蔚山文殊(ウルサン・ムンス)野球場で行われたKTとの練習試合に先発登板し、2イニングを投げアウトカウント6つのうち4つを三振で取った。的を外れた内野安打を一つを許したが、四球は一つも与えなかった。投球数は30球。
1回にチョ・ヨンホを変化球で見逃し三振に仕留めたスアレスは、2番シム・ウジュンに3塁前の内野安打を打たれた。その後、ペ・ジョンデを空振り三振、カン・ベクホを1塁ゴロに打ち取ってイニングを終えた。2回にはムン・サンチョルとキム・ゴンヒョンを連続の見逃し三振に仕留めては、シン・ボンギをレフトフライに打ち取った。
スアレスは打者の内角と外角を自由自在に攻略し、制球も優れた。ファストボールの最高球速は149キロまで記録した。ファストボール(18球)にスライダー(7球)とカーブ(2球)、チェンジアップ(3球)を試した。リュ・ジヒョンLG監督は「初の実戦登板だったが、球速も良かったし、特に打者を相手にするコマンドが印象的だった」と好評だった。
LGは、これに先立って2年間エースとして活躍したタイラー・ウィルソンを諦め、2018年にメジャーリーグでフルタイムでプレーした経験のあるスアレスを獲得した。昨年15勝を挙げた右腕ケリーと共にリーグ最強の「左右ワンツーパンチ」を築く構想だった。スアレスは国内初の実戦登板で印象的な投球内容で期待感を高めた。
LGはケリーとスアレスの「ワンツーパンチ」にイ・ミンホ、チョン・チャンホン、イム・チャンギュ、チャ・ウチャンら韓国人選手で先発ローテを構成する計画だ。イム・チャンギュとチャ・ウチャンのペースが遅いため、シーズン序盤はナム・ホ、ソン・ジュヨン、イ・サンヨン、ペ・ジェジュンらが先発で登板する可能性もある。豊富な先発陣は長期レースで強い武器だ。
LGは11本の安打で8-0の完勝を収めた。6番・右翼手として先発出場したイ・チョンスが3打数2安打4打点で攻撃を牽引した。
李憲宰 uni@donga.com