
「昨年、ユネスコの無形文化遺産に登録された燃灯会が、韓国の代表伝統文化祭りになるよう努力する」
大韓仏教曹渓宗(チョゲチョン)総務院長の圓行僧侶は19日、新年記者会見で、「燃灯会に込められた共同体、時代精神を効果的に伝え、世界の人々が共有できる多様な案を検討する」とし、このように明らかにした。
曹渓宗は昨年、新型コロナウイルスの感染拡大で法会を中止したのに続き、燃灯会も取り消した。今年は防疫当局と協議を経て、できるだけ燃灯会を実施する考えだ。通常、燃灯会は「釈迦誕生日」(5月19日)の1週間前に行われる。
圓行僧侶は、今年の重点課題に「百萬願力結集不辞」を挙げた。このため、インドのブッダガヤに韓国寺院「芬皇寺(プンファンサ)」を建て、鶏龍台(ケリョンデ)に護国広済寺を建設するためにスピードを出す計画だ。宗団による初の「仏教聖典」編纂の計画も発表した。
曹渓宗は、北朝鮮の朝鮮仏教徒連盟と協議して、防疫物品の支援など南北仏教交流協力事業も推進する計画だ。圓行僧侶は、「今年は南北が国連に同時加盟して30年になる年」とし、「春の日薫風のようだった首脳会談の余韻は消え、平和の時計は止まったまま、緊張感が韓半島を覆っている」と話した。
金甲植 dunanworld@donga.com