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ブラジル「中国製ワクチンの有効性は50.4%」

ブラジル「中国製ワクチンの有効性は50.4%」

Posted January. 14, 2021 09:05,   

Updated January. 14, 2021 09:05

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新型コロナウイルスの中国製ワクチンを輸入したブラジル当局が、このワクチンの有効性が50.4%だと明らかにした。5日前には78%と発表しており、中国製ワクチンの情報の不透明性が深刻だと指摘されている。

 

12日、ブルームバーグ通信などによると、ブラジルで中国の製薬会社シノバック・バイオテックの新型コロナウイルスワクチン「コロナバック」の臨床試験(治験)を行ったサンパウロ州のブタンタン研究所は、コロナバックの有効性が50.4%だと明らかにした。世界保健機関(WHO)が提示した新型コロナウイルスワクチン緊急使用の最低基準である50%は辛うじて上回った。ファイザー・ビオンテック(95%)やモデルナ(94.1%)、アストラゼネカ・オックスフォード大学のワクチン(70.8%)の有効性を大幅に下回る数値だ。

 

これに先立ち7日、サンパウロ州政府はコロナバックの有効性が78%で、高危険群は100%に達すると発表した。有効性が突然下がった理由は、前回の発表では新型コロナウイルスの陽性判定を受けても無症状や症状が非常に軽いケースを含めなかったためだと、研究所は説明した。

同じワクチンであるにもかかわらず国家別に有効性が大きな差を見せるのも、コロナバックの問題点と指摘されている。トルコは昨年12月、1300人を対象にした治験で、コロナバック有効性が91%だと発表したが、インドネシアは11日、1620人を対象にした治験で、有効性を65.3%だと明らかにした。

製造元のシノバックは、ファイザーやモデルナと違って、独自の治験の細部結果も発表していない。香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストは13日、「『シノバックの沈黙』が中国製ワクチンに対する不信をさらに大きくしている」と指摘した。


金祺容 kky@donga.com