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SKT、0.001秒で反応する5Gクラウドを公開

SKT、0.001秒で反応する5Gクラウドを公開

Posted December. 25, 2020 08:35,   

Updated December. 25, 2020 08:35

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SKテレコムは24日、アマゾンウェブサービス(AWS)との「超協力」で超低遅延通信速度を実現する「SKT5GXエッジクラウドサービス」を韓国で初めて商用化した。このサービスを利用すれば、クラウドにアクセスする通信反応時間が0.001秒(1ミリセカンド)まで速くなる。現在のロングタームエボリューション(第4世代・LTE)網のデータ処理速度である約0.065秒、第5世代(5G)の既存網の処理速度である約0.041秒よりも画期的に速くなる。

「SKT5GXエッジ」は、アプリケーション(アプリ)がクラウドにアクセスする際、インターネットや地域統合サイトを介さずにクラウドセンター(ウェーブレングスゾーン)に直接アクセスさせて、データの処理時間や距離を画期的に縮めるサービスだ。SKテレコムとAWSは、大田(テジョン)に国内初のAWSウェーブレングスゾーンを稼動して、クラウド通信遅延時間を従来の60%水準まで減らした

「SKT5GXエッジ」を活用すれば、ロボット配送、自律走行、クラウドゲーム、スマート医療など、クラウドを活用するサービスをより安定的に運営できる。

例えば、「配達の民族」などの配達アプリは、大型スポーツ試合があったり、割引クーポンが多くなれば注文が殺到してアプリがダウンする可能性が高いが、超低遅延技術が導入されれば、データ反応速度が低下してアプリの障害を防ぐことができる。自律走行車もブレーキを踏んだ後、実際のブレーキがかかるまでの反応速度がほとんど無くなり、安全性がさらに高くなる。ストリーミング速度が重要なクラウドゲームにも、超低遅延技術が活用されると見られる。

SKテレコムとAWSは、ソウルなど、ほかの地域にもインフラを持続的に拡充して、サービス範囲を拡大する計画だ。ユ・ヨンサンSKテレコムモバイル通信(MNO)事業代表は、「AWSとのコラボを通じてゲーム、メディア、流通、製造など産業別革新モデルを発掘して拡散する上で先頭に立つ計画だ」と語った。


柳根亨 noel@donga.com