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女子ゴルフの看板キム・セヨンが最年少で優勝した韓国女子アマ選手権が開幕

女子ゴルフの看板キム・セヨンが最年少で優勝した韓国女子アマ選手権が開幕

Posted October. 13, 2020 08:15,   

Updated October. 13, 2020 08:15

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「お姉さんたちとの試合なので、最初は緊張したけど、冷静にプレーしていくうちに優勝の夢がかなった」

2006年6月、大田(テジョン)市の儒城(ユソン)CCで開かれた韓国女子アマチュアゴルフ選手権で優勝を果たし、「中学生突風」を巻き起こした13歳少女は、堂々と感想を語った。当時世和(セファ)女子中学校2年で優勝したキム・セヨン(27)だ。国内の女子アマ王座を争う同大会で、当時キム・セヨンが打ち立てた歴代最年少での優勝記録(満13歳5ヵ月9日)は未だ破られていない。

首位に1打差の2位で第3ラウンドをスタートしたキム・セヨンは、優勝争いを繰り広げたイ・ボミ、柳簫然(ユ・ソヨン)ら先輩組を抜いてはプレーオフでチャン・スファまで下した。後日、プロ舞台でしびれる逆転優勝を何度も成し遂げて「逆転の名人」の異名を得たキム・セヨンの勝負強さは、この頃から並はずれていた。大会を主催した大韓ゴルフ協会のカン・ヒョンモ副会長は、「中学生時代からキム・セヨンは、一気にスコアを伸ばす集中力を見せていた。年に似合わず、ピンチでもなかなか動じることなく堂々と自分のプレーを披露した」と振り返った。

国家代表(2007、2009年)になるくらい実力を磨いたキム・セヨンは、韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアー(5勝)と米女子ツアー(LPGA=11勝)で通算16勝を挙げ、韓国女子ゴルフの看板に成長した。プロでは最終日に赤色パンツを着て勝利をつかんだが、以前はタイガー・ウッズ(米)のように赤色シャツを着ていた時もある。

キム・セヨンがスター誕生を告げたカン・ミング杯韓国女子アマチュア選手権が13日に開幕し、3日にわたって試合が繰り広げられる。今年で44回目を迎える同大会は、これまでキム・セヨンはじめ世界1位のコ・ジンヨン(2013年)、キム・ヒョジュ(2012年)、チェ・ヘジン(2015年)が優勝している。


鄭允喆 trigger@donga.com