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マンU戦2ゴールの孫興民、「朴智星さんが活躍した競技場での得点は誇り」

マンU戦2ゴールの孫興民、「朴智星さんが活躍した競技場での得点は誇り」

Posted October. 06, 2020 07:52,   

Updated October. 06, 2020 07:52

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「朴智星(パク・チソン)先輩がプレーした競技場で、ビッグクラブに6-1で勝った。幸せそれ以上だ」

トッテナム・ホットスパーの孫興民(ソン・フンミン=28)は、マンチェスターのオールドトラッフォードで2ゴールを決めた後、感慨のあまり胸いっぱいになった。憧れだった朴智星(39=元マンチェスター・ユナイテッド)が全盛期を過ごしたマンUの本拠地だからだ。

イングランド・プレミアリーグ(EPL)に進出してからマンU相手では11試合ぶりに初得点を挙げたのだから、その意味は大きい。孫興民は「子供の時から朴智星先輩がプレーする、この競技場を見ながら育った。当たり前だがマンU戦を良く見た」と言い、「その競技場でゴールを決めることができたことを誇りに思う。本当に嬉しい」と語った。

孫興民のサッカー人生で朴智星は格別な存在。孫興民は2011年1月、カタール・アジアカップ代表招集の時、朴智星に初めて出会った。当時18歳だった孫興民は、主将の朴智星と同じ部屋を使いながら、グループリーグ第1、3戦と日本との準決勝に出場し、朴智星と一緒にプレーした。韓国がPK戦の末に惜しくも敗れたが、当時日本戦は朴智星の代表引退戦で、国際Aマッチ出場100回目の試合だった。孫興民は、朴智星の代表選手としての最後を共にしながら、彼の後を継ぎたいという夢を育んだ。

それから5年余りが経った2016年4月、孫興民はオールドトラッフォードで行われたマンUとのEPLリーグ戦を控えて、クラブのホームページを通じて「子供の時、朴智星先輩の大ファンだった。彼から多くのことを学んだ。世界に韓国サッカーの底力を見せつけたように、自分もそうなるために毎日頑張っている」と尊敬の念を示した。

マンUで選手として活躍したフィル・ネビル(イングランド女子代表監督)は、2017年に早くも孫興民と朴智星を比較して注目を集めた。

当時、ネビルは「朴智星と孫興民は似ているところがある。試合に臨む姿勢がプロフェッショナルで、ダイナミックで、チームメイトたちにエネルギーを与える」と言い、「マンUの伝説になった朴智星の道を孫興民が歩むことだろう」と言い切った。オールドトラッフォードでの孫興民の活躍が、忘れられていた二人の絆を思い出させている。


兪載泳 elegant@donga.com