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秋美愛長官、軍規定違反は否定し「検察改革の完成」を強調

秋美愛長官、軍規定違反は否定し「検察改革の完成」を強調

Posted September. 14, 2020 08:20,   

Updated September. 14, 2020 08:20

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「軍隊でわざわざ病気になりたい人などいないだろう。…だから、取り分け手続きを破る理由など全くなかった」

秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官は13日、息子のソ某氏(27)の2017年のカトーサ(KATUSA・米軍に配属された韓国軍)服務当時の恩恵疑惑が、昨年12月に表面化した後、9ヶ月ぶりに謝罪した。

しかし、ソ氏が23日間連続で休みを取ったことは規定違反や法違反だという指摘に対してははっきりと一線を引いた。秋長官は、「私の息子は、入隊前に左ひざの手術を受けたにも関わらず、母親が政治的に非難されることを心配して、避けることなく入隊した」とし、「軍は病気の兵士の面倒を見る準備ができていたし、規定においても最大限の治療を勧めている」と説明した。

これに先立って国防部は10日、議論についてA4用紙6枚の報道資料を出して、ソ氏の休暇は軍の規定を破らなかった旨で説明した。秋長官の謝罪も、軍の立場と余り差がない。

秋長官は、1281字分の報道資料で、2004年に故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の弾劾に賛成したが、逆風に見舞われて「三歩一拜」に乗り出して、高い靴を履くことができないほど足に支障ができたことや夫の障害などの個人的なことまで言及しながら無実を訴えた。しかし、いざ恩恵疑惑と関連する主要焦点については別途釈明しなかった。

秋長官は、「法務部長官として、現在行われている検察捜査に影響を与えてはならないという懸念のため、これまで耐えながら言葉を慎んできた」と強調した。その一方で、「偽りと歪曲は一瞬真実を隠すことができだろうが、永遠に隠すことはできない」「一部の疑惑のような違法があったかについては検察が捜査しており、私は黙って待っているだけだ」とも語った。これに先立って、7日に公言したように、「事件と関連しては一切報告を受けておらず、今後も受けないつもりだ」と主張したが、事実上、検察の捜査で問題になる余地がないことを強調したものと解釈される。

秋長官は、事案とは多少隔たりのある検察改革の重要性を報道資料の最後に強調した。氏は、「検察改革の課題に揺れず責任を果たすことが国民の意であり、私の運命的な責務だと思う」とし、「必ず検察改革をやり遂げたい」と明らかにした。ソ氏についての野党の疑惑提起などは、検察改革を防ぐための狙いだという分析が法曹界から出てきた。

秋長官が、法務部ではなく、自分のフェイスブックを通じて謝罪したのは、個人的なことに国家機関を動員したという批判を避けようとしたものとみられる。秋長官の謝罪は、14日から4日間、国会対政府質問での野党の攻勢を和らげるための布石ではないかという指摘もある。


黃聖皓 hsh0330@donga.com