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米共和党全国大会、現職長官まで動員で論議

米共和党全国大会、現職長官まで動員で論議

Posted August. 25, 2020 08:28,   

Updated August. 25, 2020 08:28


米与党共和党の全国大会が24日に開幕する中、演説者の適切性をめぐって論議を呼んでいる。トランプ大統領の選挙陣営が公開した演説者のリストにポンペオ国務長官やベン・カーソン住宅都市開発長官が含まれたためだ。野党民主党や主要メディアは、「特定政党の政治行事に現職長官を動員したことは前例がない。トランプ氏が国政運営と選挙の境界をあいまいにさせた」と批判している。

27日まで行われる全国大会で、ポンペオ氏は25日、カーソン氏は27日に応援演説を行い、大統領への支持を呼びかける。特に23~28日にイスラエル、バーレーン、スーダンを歴訪中のポンペオ氏は、現地から画像演説し、公務に支障を来たすのではないかと懸念されている。AFP通信は、米外交指令塔である国務長官が海外出張中に全国大会で演説をすることはきわめて異例だと指摘した。

ジョージ・W・ブッシュ元大統領も、黒人有権者を考慮して初めて黒人で統合参謀本部議長を務めたコリン・パウエル国務長官(当時)の全国大会演説を考えたが、反発を懸念してあきらめたという前例がある。トランプ氏は27日の指名受諾演説の場所にホワイトハウスの芝生の庭を選び、公職遂行の場所を選挙運動の舞台に転落させたという批判を受けている。

 

家族が総出動することも他の全国大会とは異なる。メラニア夫人や大統領補佐官の長女イバンカ氏だけでなく、公式の肩書がない次男のエリック氏と妻のララ氏、次女ティファニー氏、長男のトランプ・ジュニア氏と恋人のキンバリー・ギルフォイル氏まで演説者として登場するのはやり過ぎと指摘されている。親トランプ指向のFOXニュースまで、「全国大会の演説者の大半が大統領の家族」と批判した。彼らは4年前の大統領選だけでなく昨年、トランプ氏の英国国賓訪問にも同行し、「現代版王族のように振る舞う」と批判を受けた。25日に演説を行うメラニア氏が最近、ホワイトハウス内のバラ園を修繕したことも選挙を意識した振る舞いと指摘されている。

他の演説者をめぐっても論議がある。6月、人種差別抗議デモ隊に銃を向けた白人弁護士マーク・マクロスキー夫妻、プロライフ活動家のアビー・ジョンソン氏などが代表的だ。マクロスキー夫妻は、デモ隊が私有地に侵入したという理由で銃で威嚇し、不法銃使用の容疑で起訴された。批判を甘受しても核心支持層である白人保守有権者を引きつける戦略とみられる。

テレビのリアリティ番組「アプレンティス」を司会した経験があるトランプ氏は、ほとんどオンラインで進行される今回の全国大会の準備に深く関与しているという。政治メディア「ポリティコ」は、「イベントプランナーが細部事項まで干渉する大統領の細かさと要求に苦慮している」と伝えた。

今回の全国大会の総括代表は、韓国系米国人のマルシア・リー・ケリーさん(50)が務める。ジュリアーニ元ニューヨーク市長の就任式やニューヨーク市のミレニアムイベントなどを指揮したイベントプランナーで、メラニア氏の顧問も務めている。2019年4月にアジア系で初めて全国大会の責任者に選ばれた。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com