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三星とSKなどの社員550人、「企業迅速通路」使って中国入り

三星とSKなどの社員550人、「企業迅速通路」使って中国入り

Posted May. 23, 2020 08:24,   

Updated May. 23, 2020 08:24

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三星(サムスン)電子などの国内主要企業が21日と22日の二日間、「韓中企業迅速通路(入国手続きの簡素化)」制度を通じて550人の従業員を中国に派遣した。新型コロナウイルス感染症の拡散によって遅れた中国内工場増設などのプロジェクトが急速に再開されると見られる。

三星電子は22日、中国西安半導体第2工場の増設のために必要な本社・協力会社の技術者300人をチャーター機で派遣した。この飛行機には、西安でバッテリー工場を運営している三星SDIの人材30人も一緒に搭乗した。李在鎔(イ・ジェヨン)三星電子副会長が、新型コロナウイルス事態以後初の海外出張先として西安に行ってきた後、3日後に行われた措置だ。

企業家迅速通路とは、企業家などに限って出国前後にそれぞれ新型コロナウイルスの検査を受けて陰性判定が出れば、現地で14日間の義務隔離を免除する措置だ。三星電子がこの制度で、大規模な人員を海外現場に派遣したのは今回が初めてだ。4月に西安に200人余りの人材を派遣するときは、この制度ができる前だったので、「特別入国」を要請して隔離措置なしに人材を派遣した。

西安工場は、三星電子の唯一の海外メモリー半導体の生産拠点で、計150億ドル(約18兆4500億ウォン)規模の投資が行われている。

起亜(キア)自動車も同日のチャーター便で、中国鹽城工場に人材100人を派遣した。SKイノベーションはこれに先立って、21日、鹽城バッテリー工場の建設現場で働く人材120人をチャーター機で送った。


チ・ミング記者 warum@donga.com