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71日ぶり…高さ11メートルの仏画「永川銀海寺掛仏」展開幕

71日ぶり…高さ11メートルの仏画「永川銀海寺掛仏」展開幕

Posted May. 07, 2020 08:28,   

Updated May. 07, 2020 08:28

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新型コロナウイルス感染症の拡散によって閉鎖していた全国の主要博物館や展示施設が続々と再オープンしている。

ソウル龍山区(ヨンサング)国立中央博物館は6日、書画館の仏教絵画室で掛仏展「花雨降る-永川銀海寺(ヨンチョン・ウンへサ)掛仏」を開幕した。今年2月25日から臨時休館していた博物館が、再オープン後初めて披露する展示だ。八公山(パルゴンサン)の裾野にある慶尚北道(キョンサンブクド)永川銀海寺所蔵の掛仏と「念仏往生捷徑図」を披露する。掛仏は1750年に描いたもので、高さが11メートル、幅が5メートルを超える。書画館では、李恒福(イ・ハンボク、1556〜1618)の本家の寄贈品も展示する。現存する唯一の扈聖功臣教書である「李恒福扈聖功臣教書」と「李恒福扈聖功臣像後模本」などを見ることができる。扈聖功臣とは、壬辰倭乱の時、宣祖(ソンジョ)を義州(ウィジュ)まで仕えていくのに功を立てた人に与えた称号で、李恒福は1等級を受けた。

国立春川(チュンチョン)博物館も3月にオープンする予定で延期した企画特別展「新たに発掘された江原の宝物」を、同日開幕した。寧越興寧(ヨンウォル・フンニョン)禪院の跡地から出土された半跏思惟像と三陟興田里(サムチョク・フンジョンリ)寺址の碑石彫刻など30点が公開される。国立大邱(テグ)博物館をはじめ、慶尚北道慶州(キョンジュ)、慶尚南道金海(キョンサンナムド・キムへ)、全羅北道全州(チョンラブクド・チョンジュ)などの国立博物館も運営を再開した。

文化財庁もこの日から国立故宮博物館、国立無形遺産院をはじめとする室内観覧機関や施設22カ所を再オープンした。宮陵遺跡本部世宗(セジョン)大王遺跡所は6月28日まで、京畿驪州市(キョンギ・ヨジュシ)の世宗大王歴史文化館で、「朝鮮時代の日時計と仰釜日晷」の展示を開く。全羅南道木浦(チョンラナムド・モクポ)の国立海洋文化財研究所の木浦近代歴史館では、独立運動の足跡を照明する「英雄、あの日の記憶を歩く」を開幕した。

ホリム博物館は12日、ソウル江南区新沙(カンナムグ・シンサ)分館で新しいコレクションを大量に披露する2020年民話特別展「書架の風景-冊巨里・文字図」を開催する予定だ。

再オープンにおいても、「生活の中の距離置き」は持続される。国立中央博物館は、オンライン予約制を通じて1時間に300人と入場観覧数を制限した。入口でマスク着用と発熱検査を受けなければ入場できない。多数が参加する教育プログラムや文化イベントなどは再開されなかった。事前予約方法などは、各博物館のホームページで確認できる。


趙鍾燁 jjj@donga.com · 鄭盛澤 neone@donga.com