Go to contents

防疫の最大のヤマ場となる「連休」、無事に過ごしてこそ5月の始業が可能だ

防疫の最大のヤマ場となる「連休」、無事に過ごしてこそ5月の始業が可能だ

Posted April. 30, 2020 08:01,   

Updated April. 30, 2020 08:01

한국어

今日から来月5日まで、最長6日間の連休が始まる。新型コロナウイルスの拡散を防ぐために、長い期間外出を控えながら「社会的距離置き(ソーシャル・ディスタンシング)」を守ってきた国民には、せっかくの休息とリフレッシュの機会となる「癒しの連休」ともいえる。しかし、一方では、緊張の紐が緩みやすい危険な時期でもある。

この期間中に、済州島(チェジュド)だけで観光客が18万人集まると予想されており、慶州(キョンジュ)や東海岸などのリゾート宿泊施設も予約でいっぱいだという。全国の自然休養林と樹木園、屋外体育施設なども開放されて、多くの人出が集まるものとみられる。昨日出てきた韓国交通研究院の調査では、回答者の38.5%が、今回の連休期間中に外出や旅行などの移動計画があると答えた。

押さえられていた外出欲求が噴出し、今回の連休期間が静まっていたコロナ感染の起爆剤になりうるという懸念が高まっている。 一時、1日に数百人ずつ発生していた感染者が10人前後に減って、安定段階に入ったのには、社会的距離置き(ソーシャル・ディスタンシング)に参加した国民の協力と忍耐が大きな力となった。今、うららかな春の日よりと久しぶりの開放感に浮かれて油断してしまったら、事態はいつ再び悪化するか分からない。コロナは「隠密で静かに」爆発的流行を起こすというではないか。

来月5日までに社会的距離置き(ソーシャル・ディスタンシング)を延長していた防疫当局は、今回の連休期間を生活防疫切り替えへの変更検討する最後の山場と見ているという。さらに、教育部は、5月中に中3や高3などの高学年から登校始業を開始するために、その時期と方法を天秤にかけている。新学期と日常の回復のためにも、まだ緊張の手綱を緩めず、感染予防のルールと社会的距離置きを実践しなければならない。私たちの小さな油断が集団感染と再流行を起こすのはもちろんのこと、下手をすれば、児童生徒、学生の始業日程までに支障を与えかねないことを覚えておかなければならない。コロナ事態は最後まで終わるまで、終わったわけではないのだ。