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金正恩氏の「マイバッハ」、6ヵ国を経て平壌に密搬入

金正恩氏の「マイバッハ」、6ヵ国を経て平壌に密搬入

Posted April. 20, 2020 08:15,   

Updated April. 20, 2020 08:15


北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が使用している「防弾マイバッハ」2台の密搬入の経路が明らかになった。イタリアからオランダ、中国、日本、韓国、ロシアまで8ヵ月間で6ヵ国を経由して平壌(ピョンヤン)に密搬入されたと推定される。高級リムジンは奢侈品に分類され、北朝鮮への輸出が禁止されている品目だ。

 

18日(現地時間)、NKニュースなど外信によると、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会は、専門家パネルの最終報告書で、北朝鮮がドイツの2台のメルセデスベンS600を不法輸入したことについて調査している。昨年7月、米シンクタンク、高等国防研究センター(C4ADS)が分析した内容を公式に確認したのだ。

 

報告書によると、マイバッハ2台を購入した場所はイタリアのディーラーだ。このディーラーは、2018年2月、ドイツの工場から車を購入し、イタリアに登録した。4ヵ月後、車はオランダ・ロッテルダム港に船積みされた。その後8月末に大阪港を経て9月に釜山(プサン)港に到着した。

車を積んだコンテナは、釜山港でトーゴ籍の貨物船「DN5505」に移し替えられ、ロシアのナホトカ港に入った。ナホトカ港はDN5505の入港記録がないと主張するが、北朝鮮制裁委は、DN5505が追跡を避けるたに船舶自動識別装置(AIS)を止めて10月5日頃にナホトカ港に到着したと推定しており、正確な経路を追跡していると明らかにした。車がロシアから北朝鮮に輸送された過程については、昨年C4ASDが高麗航空を通じて運ばれた可能性を提起している。

また、北朝鮮は昨年、安保理が禁止した石炭などを不法輸出し、数千億ウォン台の収益を上げたという。北朝鮮は昨年1~8月に少なくとも370万トンの石炭を不法輸出し、3億7千万ドル(約4500億ウォン)規模の利益を得た。また、制裁対象である2200万ドル相当の砂を少なくとも100回にわたって中国に販売した。

北朝鮮は、安保理が年間50万バレルを限度とした石油精製品の輸入規定も違反した。報告書によると、北朝鮮は昨年1~10月、最小143万バレル、最大389万バレルの石油精製品を輸入したと推定され、規制限度をはるかに超えた。


キム・イェユン記者 ハン・ギジェ記者 yeah@donga.com · record@donga.com