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「何も来る春を止めることはできません」

「何も来る春を止めることはできません」

Posted April. 06, 2020 08:18,   

Updated April. 06, 2020 08:18

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「それでも春は来るのを忘れないでください(Do Remember they Can not Cancel the Spring)」

アイパッドのドローイングの中に黄色い水仙がパッと咲いた。落ち着く兆しが見えていないウイルスの勢いに不安も高まる。それでもウイルスが春を止めることはできないというメッセージが込められている。英画家・デイヴィッド・ホックニー(83)が最近、デンマーク・ルイジアナ美術館のソーシャルネットワークサービス(SNS)に公開した映像だ。

新型コロナウイルス感染症により、全世界が自国への出入りをロックする中、世界的な芸術家たちがオンラインで応援のメッセージを伝えている。アイパッドのドローイング複数点を公開したホックニーは、英紙「ガーディアン」とのインタビューで、「今のような時に、ドローイングを提案する」とし、「カメラと写真を片付け、すべてのことを疑いながら、その対象を描いて見よう」と注文した。彼は、「芸術はストレスを癒せると信じている。ストレスは、将来への不安からくるものだが、芸術は『今この瞬間』に関するものだからだ」と付け加えた。

デンマークのインスタレーション作家・オラファー・エリアソン(53)は、インスタグラムで、「社会的距離を取る時代、技術を通じて親密さを高め、『別にまた一緒に』する方法を探そう」と提案した。それとともに、ドイツの作家・フランツ・エルハルトゥ・ヴァルター、ユーゴスラビア出身のマリーナ・アブラモヴィッチなどの作品写真を添付した。エリアソンは2003年、英テートモダン美術館のタービンホールに人工太陽を設置して、スターダムに上がった。

これに先立って、中国の作家・艾未未(62)は先月20日、新型コロナウイルスが最初に発生した武漢の臨時医療施設「方艙」医院の映像を共有した。ビデオメッセージでは、「新型コロナウイルスは、平穏な日常がタダで与えられたものではないことを悟らせてくれた。前向きな態度を失わないでほしい」と伝えた。


金民 kimmin@donga.com