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兵役特典の孫興民、海兵隊で基礎軍事訓練

兵役特典の孫興民、海兵隊で基礎軍事訓練

Posted April. 03, 2020 08:28,   

Updated April. 03, 2020 08:28

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孫興民(ソン・フンミン=28、トッテナム・ホットスパー)が済州道(チェジュド)にある海兵隊第9旅団で20日から基礎軍事訓練を受ける。

兵務庁の関係者は、「孫興民が兵役特典による基礎軍事訓練を申し込んだことを確認した。20日に入所し、3週間訓練を受ける」と明らかにした。

先月28日、英国ロンドンから帰国した孫興民は、現在2週間の自己隔離中だ。所属クラブのトッテナムはホームページで、孫興民の一時帰国を認める内容を公開し、帰国理由については「個人的な事由」とした。

孫興民は、2018年にU-23代表チームが参加したジャカルタ・パレンバン・アジア大会にオーバーエージ枠で出場し金メダルを獲得した。このため、兵役特例恩恵を受け、昨年7月に芸術・体育要員編入申告を行った。

芸術・体育要員は国威発揚や文化発展に貢献した芸術とスポーツのエリートが対象になる。編入申告後34カ月内に基礎軍事訓練を受けて544時間のボランティア活動を実施すれば兵役義務を終えることになる。ロンドンにある韓国人学校と大韓サッカー協会が催すイベントなどで一日講師などをしながらボランティア活動はすでに開始している。

済州道の海兵隊第9旅団は、孫興民のような芸術・体育要員と社会服務要員が行軍や射撃、銃剣術、化生放、制式訓練、軍法教育などの基礎軍事訓練を受ける部隊だ。孫興民が海兵隊傘下部隊で軍事訓練を受けるが、海兵隊一般の新兵訓練とは異なるため、海兵隊の期数は与えられない。新兵訓練が行われるのは慶尚北道浦項(キョンサンブクト・ポハン)にある教育訓練団だ。陸軍で実施する基礎軍事訓練は4週間のコースだが、海兵隊は昨年4週間から3週間に変更した。孫興民が訓練強度の高いことで知られる海兵隊を選んだのは、基礎軍事訓練の期間を短くしようとしたからとみられる。

可能性は低いが、入所が先送りされる可能性もある。4月30日まで中止となったプレミアリーグが無観客試合を前提に5月にリーグを再開すれば、孫興民はすぐチームに復帰してシーズンを終えてから基礎軍事訓練を受ける予定だ。入所の延期は兵役法施工令によると、入営日5日前まで申し込めば認められる。


李承鍵 why@donga.com