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米、大邱「渡航中止」勧告・・・米国人初の死者発生

米、大邱「渡航中止」勧告・・・米国人初の死者発生

Posted March. 02, 2020 08:29,   

Updated March. 02, 2020 08:29

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米国が先月29日(現地時間)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を理由に、大邱(テグ)に関する渡航情報を最高段階のレベル4「渡航中止」に引き上げた。

米国の新型コロナ対応を総括するペンス副大統領は同日、トランプ大統領と共に記者会見に参加し、「国務省が韓国とイタリアの特定地域に対する渡航情報を引き上げた」とし、「この地域に旅行に行くなという意味」と明らかにした。国務省の渡航情報に法的強制力はないが、渡航にともなう隔離措置、医療費用など責任が伴うため、渡航者に絶対的な影響を及ぼす。米国務省は先月26日、韓国に対する渡航情報を「レベル3(渡航再考)」に引き上げた。大邱を除く韓国の別の地域はレベル3が維持される。

また、米国は中国に続き最近14日以内にイランを訪れた人の米国への入国を禁止した。韓国人とイタリア人の入国を止めない代わりに、訪問者に対する事前の検疫強化を注文した。康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は1日、ビーガン米国務副長官と電話で、「両国の交流を不必要に萎縮させる過度な措置は自制してほしい」と要請した。

米国内ではワシントン州で50代後半の男性が先月29日、シアトルの病院で新型コロナによって死亡した。米国内の新型コロナによる初の死者だ。CNNによると、ワシントン州では最近、大邱を訪問して帰国した50代の女性から新型コロナ感染の陽性反応が出た。ワシントン州は「非常事態」を宣言した。

在韓米軍からは4人目の感染者が出た。在韓米軍は先月29日、「新型コロナに感染した兵士の妻から陽性反応が出た」と明らかにした。米国防総省が最近、約60人の医療研究チームを韓国に派遣し、在韓米軍関係者に対する検査を実施し、ワクチン研究を進めていると、米政権の消息筋が伝えた。


ニューヨーク=パク・ヨン特派員 ワシントン=キム・ジョンアン特派員 parky@donga.com · jkim@donga.com