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奉俊昊監督「ジャンル映画は私の体に流れる血と同じ」

奉俊昊監督「ジャンル映画は私の体に流れる血と同じ」

Posted February. 15, 2020 08:43,   

Updated February. 15, 2020 08:43

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「オスカー授賞式は四日前のことですか?3日前ですか?もう3年前のことのような気がします」

映画「パラサイト」で米アカデミーの4部門を総なめした奉俊昊(ポン・ジュノ)監督(51)が受賞後行った最初の対外行事は、米ミネソタ州ミネアポリス地区の観客との対話だった。ミネソタ州の地元外信によると、奉監督は12日(現地時間)午後8時、ミネアポリス・ウォーカーアートセンターで開かれた観客との対話に参加して、自分の映画やオスカー賞について話を交わした。

ウォーカーアートセンターは、「奉俊昊:境界を越えて」というタイトルで「パラサイト」「マザー」「オクジャ」「雪国列車」などを上映する企画展を、先月31日から今月11日まで開催した。奉監督は、イベントを仕上げする意味で、米国の有名評論家であり、アマゾンスタジオの首席ディレクターであるスコット・ファウンダスと対談を行った。

奉監督はオスカー4冠になったことについて、「明らかにものすごいことだが、まだ理解できない」と語った。氏は、「パラサイトが国際映画賞に名を呼ばれた時、残りの部門の受賞は期待しなかった」とし、「監督賞の発表後、準備した感想のない状態で舞台に上がった」と打ち明けた。

映画「テキサスチェーンソー殺人事件(悪魔のいけにえ)」を素材に監督賞の受賞感想を述べたことについて、彼は「なぜあの時、テキサスチェーンソーを言ったのか分からない。本当におかしい」と笑った。奉監督は当時、「トロフィーをテキサスチェーンソーで切って5等分して、他の候補の監督たちと分かち合いたい」と話して話題になった。

彼は、「ジャンル映画は私の血の中を流れる血液のようだ」とし、「アルフレッド・ヒッチコック、ブライアン・デ・パルマ、サム・ペキンパーの映画をAFKNと大学サークルを通じて接し、韓国の現実とジャンル映画の楽しさを合わせることが目標になった」と明らかにした。自分を含めて、朴贊郁(パク・チャヌク)、金知雲(キム・ジウン)、李滄東(イ・チャンドン)監督を挙げながら、「韓国の第1世代の映画ファンだ」と紹介した。今回の上映会に奉監督の初の長編「フランダースの犬」(2000年)は含まれなかった。この作品は興行できなかった。ファウンダスが映画の良さを強調しようとすると、奉監督は「その作品がプログラムに含まれておらず、とてもうれしい」と大笑いと一緒に付け加えた。「どうか見ないでほしい!」

「パラサイト」は、米ボックスオフィスで10日から三日間、4位を維持している。北米累積売上は3717万ドル(12日基準)で、歴代外国語映画興行5位の「パンズ・ラビリンス-オフェリアと3つの鍵」をすぐに超えると見られる。米国の有名古典と同時代の映画をDVDとブルーレイで発売するクライテリオンは、「パラサイト」と「殺人の追憶」を「クライテリオンコレクション」として出す計画だ。国内では「パラサイト」の英語版のストーリーボードが、グラフィックノベルの形で、5月に発刊される。


李?? baltika7@donga.com