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トランプ式中東和平構想、導火線なるかも

Posted January. 28, 2020 08:49,   

Updated January. 28, 2020 08:49


トランプ米大統領が近く「世紀の交渉」と呼ばれるイスラエルとパレスチナの紛争解決に向けた「中東和平構想」を発表する。構想案には、イスラエルの立場を考慮した内容が多く含まれているとされ、中東地域の緊張の導火線になりかねないと懸念されている。

26日、米紙ニューヨーク・タイムズやロイター通信によると、トランプ氏は28日、ネタニヤフ首相と彼の政敵の中道野党連合「清と白」のベニー・ガンツ代表に会い、中東和平構想を議論する予定だ。2人は今年3月のイスラエルの総選挙で次期首相の座を争う。

中東和平構想は、トランプ氏の娘婿のクシュナー大統領上級顧問が主導してきた。クシュナー氏は敬虔なユダヤ教徒で、極右指向のネタニヤフ氏と親交が深い。したがって構想案はイスラエルとパレスチナの共存を強調する内容とは異なる可能性が高い。外信は、構想案にパレスチナ自治領地域のイスラエル定着村の拡大を認めるといった内容が含まれていると伝えた。

トランプ氏が苦境に陥ったネタニヤフ氏を助けるために構想案を発表するという分析も出ている。親イスラエルの内容が盛り込まれた構想案が総選挙前に公開されれば、腐敗疑惑などで政治生命に赤信号がともったネタニヤフ氏に力を与えることができる。ネタニヤフ氏は、「トランプ氏と共に歴史を作る」と期待感を示した。

パレスチナ側は反発した。パレスチナの和平交渉代表のサエブ・アリカット氏は、「(構想案が)イスラエルの(パレスチナ領土に対する)一時的な占領を永久占領に変えるだろう」と批判したと、AFP通信は伝えた。


李世亨 turtle@donga.com