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ユーモアとパロディで表現した「結婚行進曲」

ユーモアとパロディで表現した「結婚行進曲」

Posted September. 09, 2019 08:39,   

Updated September. 09, 2019 08:39

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ユーモラスな絵で大衆から愛されている韓国画家キム・ヒョンジョン(31)が個展を開く。14日まで、ソウル鍾路区(チョンノグ)のクムボソンアートセンターで開かれる「卵30個、結婚する年」は、作家の個人的経験から出発した。30代に入り、「今年はうちの娘が結婚するのが願い」という母親の愚痴など、結婚に関する悩みやストレスを解き放った。

作品は結婚後迎える誰かの妻、嫁、ママと呼ばれる新しいアイデンティティに関する悩みをシンプルかつストレートに表現する。韓服を着た女性に対する固定観念を破る表現が特徴的な作家の既存の作品と大きく変わった点はない。依然スターバックスとブランド品のバックを持った、作家に似た韓服を着た女性が絵の中の主人公として登場する。

名画を借用してイラストの感じの強い絵は、美術を知らなくても楽しむことができる。作家は、「結婚という敏感なテーマが投げかける重圧を、名画のユーモラスなパロディを通じて和らげようとした」とし、「秋夕(チュソク、陰暦8月15日の節句)の連休に結婚適齢期の子どもと親が一緒に展示場を訪れれば面白そうだ」と説明した。

展示場には、観覧客の結婚観を覗くアンケートコーナーも用意されている。作家は、「今回の展示を通じて、両親の世代と若い世代が感じる不安を共有し、若者たちの結婚に対する不安が軽く聞き流す甘えではないことを喚起したい」と付け加えた。


金民 kimmin@donga.com