
「ブラジルのトランプ」と呼ばれる社会自由党大統領候補のジャイル・ボルソナーロ氏(63)が、ブラジル大統領選で勝利し、2019年1月1日大統領に就任する。
極右の社会自由党候補のボルソナーロ氏は、28日に実施されたブラジル大統領選の決選投票で55.1%の得票率で左派・労働者党のフェルナンド・アダジ候補(得票率44.9%)を大差で退けた。英紙ガーディアンによると、ボルソナーロ氏は同日夜、中継された大統領選勝利演説で、「われわれはブラジルの運命を変える」と宣言した。これまでの性・人種差別発言に対する批判を意識したのか「出身や見解、肌の色を問わず(国を)統治する」とも付け加えた。
トランプ米大統領は28日、ボルソナーロ氏の当選を祝って電話をかけた。ホワイトハウスは声明を通じて、「(2人が)米国とブラジルの国民の生活を発展させるために共に努力しようと強い意志を表明した」と明らかにした。
国営企業の民営化と減税政策などを公約に掲げたボルソナーロ氏の当選を市場は歓迎するムードだ。ボルソナーロ氏の当選に対する期待感でブラジルの通貨レアルの対ドル価値は先月比10%上昇した。サンパウロ証券市場ボベスパ指数も9月中旬以後13.5%上昇したと、ロイター通信は伝えた。
一方、ブラジルの人権に対する憂慮の声が大きくなっている。人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは28日に声明を出し、ブラジル司法省やメディアに対して、「ボルソナーロ政府が法治、人権、民主主義を傷つけるいかなる試みにも抵抗しなければならない」と呼びかけた。ブラジルの同性愛者人権活動家のベトゥ・デ・ジーザスさんは、ガーディアンとのインタビューで、「地獄の扉が開かれたようだ」と表現した。
丘佳仁 comedy9@donga.com





