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王の食膳に上がった「宗魚」が40年ぶりに出現

王の食膳に上がった「宗魚」が40年ぶりに出現

Posted June. 17, 2017 09:04,   

Updated June. 17, 2017 09:04

「朝鮮王朝の500年間、漢陽(ハンヤン)の高官たちの味覚を最も刺激した魚類を探すなら、錦江(クムガン)産『宗魚』(写真)よりよいものなどない。どんな方法で料理をしてもおいしい」(東亜日報の1938年7月27日付の「朝鮮淡水産名魚」)

乱獲と環境汚染により、韓半島から姿を消していた淡水魚・宗魚が、約40年ぶりに自然状態で捕獲された。宗魚を蘇らせるために錦江に放流した稚魚が、自然生息地への定着に成功したものとみられる。

海洋水産部(海水部)・国立水産科学院は先月30日、錦江下流で生息している宗魚を捕獲したと、16日明らかにした。海水部は、「肉質が軟らかくて、骨と鱗がほとんどなく、朝鮮時代に王の食膳にまで上がったK十で、宗魚という名がついた」と説明した。

宗魚は、1970年代までは錦江と漢江(ハンガン)で多く取れたが、1982年以降、自然状態で捕獲された記録がない。水産科学院は、宗魚を蘇らせるために、2000年、中国から宗魚を取り寄せて養殖技術の開発に成功した。2007年、地方自治体に分譲して復元事業を開始し、2009年、錦江に稚魚5000匹を放流するなど、自然復元を数回試みてきた。

今回捕獲された宗魚は、忠南扶余郡良化面(チュンナム・ブヨグン・ヤンファミョン)で捕獲され、体長が23センチ、重量は88グラムである。昨年10月、水産科学院が長さ15〜20センチの子供の宗魚2000匹を放流した忠清南道扶余郡世道面(セドミョン)の錦江中流の周辺である。水産科学院は、今回とれた宗魚は、冬を乗り越えて成長して、自然生息地である錦江に定着したものと見ている。正確な確認のために、今、遺伝子分析を行っている。水産科学院のキム・ボンソク中央内水面研究所長は、「一時は完全に消えた宗魚を蘇らせる可能性を確認した」と言い、「今後も、宗魚再生プロジェクトを継続していきたい」と語った。



李建赫 gun@donga.com