韓国のラジオやドラマを視聴すれば１０年の労働教化刑、北朝鮮の改定刑法で明らかに

北朝鮮が、ドラマやラジオなどを通じて韓国の文化や情報に接する住民に対する処罰の程度を３年ぶりに２倍以上に強化したことが、２日、確認された。住民の間に外部の情報が広がることを北朝鮮当局が憂慮して、統制を強化していると見える。

最近入手した北朝鮮の２０１５年改正刑法によると、北朝鮮は「退廃的な文化を搬入・流布・不法保管（１８３条）したり退廃的な行為をした罪（１８４条）」に対して、情状が重い場合、５年以上１０年以下の労働教化刑（懲役刑）に処すとしている。退廃的な文化の項目には、韓国ドラマなど韓流関連の情報も含まれる。金正恩（キム・ジョンウン）労働党委員長が就任した直後の２０１２年の刑法には、退廃文化の搬入・流布罪は５年以下の労働教化刑、退廃的行為罪は２年以下の労働教化刑となっていた。北朝鮮は、「敵の放送を聴いたり敵地物（ビラなど韓国からきた物品）を収集・保管・流布した罪（１８５条）」に対する量刑も５年以下の労働教化刑から１０年以下に重くした。

周成河 zsh75@donga.com