先週、今季初出場したホンダLPGAタイランドを4位で終えた田仁智は、ネットのファンカフェ掲示板に「ゆっくりペースを上げるのを目標にしたけど、運よく期待以上の結果が出た。練習期間が短かったが体づくりはうまくいった」と書き込んだ。昨年のLPGAツアーで新人賞と最少平均ストローク賞(ベアートロフィー)を受賞した田仁智は、気持ち良く最初のボタンをかけ、2年目ジンクスへの憂慮を払拭した格好だ。「最後のパズルを合わせるスイングがようやくできるようになり、感覚をつかみつつある」と自らの感覚を伝えた。
メインスポンサーが決まらず、企業ロゴが入っていない帽子をかぶって大会に出る田仁智は、シンガポールのセントーサGC・ニュータンジョンコース(パー72)で行われる今大会の初日と二日目に朴城炫(パク・ソンヒョン=24)やアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)と同組で回る。田仁智の世界ランキングは韓国選手の中で一番高い3位で、ジュタヌガーンは2位、朴城炫は11位だ。今大会は。朴城炫のLPGAツアー正会員としてのデビュー戦としても注目が集まる。昨年のLPGAツアーで大活躍した田仁智を新たな「新星」朴城炫と同組に入れることで盛り上がりを狙ったものだ。
田仁智と朴城炫は昨年10月、仁川(インチョン)で開催されたLPGAツアー・KEBハナ銀行選手権の初日と二日目にも同組でラウンドしたが、当時数千人のギャラリーを引き連れ、大きな盛り上がりを見せた。田仁智は「城炫さんのLPGAツアーデビュー戦を同組で回れて嬉しい。城炫さんの参加はLPGAツアーにも大きなプラスになると思う。今大会は歓迎の大会として祝福してあげたい」と話した。朴城炫は、「1年先にLPGAツアーに進出した仁智から、日ごろ色々なアドバイスをもらった。お互いに良いプレーができればと思う」と返した。朴城炫とジュタヌガーンの長打対決も興味を注ぐ。
今大会に先立つ今季3大会で優勝しているブリタニー・リンシコム(米国)、棟梁煕英(ヤン・ヒヨン)、チャン・ハナは同組に編成され注目を集めている。
金鍾錫 kjs0123@donga.com