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文化・ゲームコンテンツの韓中合弁革新戦略を一目に

文化・ゲームコンテンツの韓中合弁革新戦略を一目に

Posted November. 15, 2016 09:45,   

Updated November. 15, 2016 09:49

2013年に公開された映画「ミスターGO!」は、中国のサーカス団で曲芸をしていたゴリラが、韓国にきてプロ野球選手になるという物語だ。キム・ヨンファ監督は、この映画で試みた動物特殊効果技術を基に、中国市場に進出した。彼が立ち上げた「デクスター」は2014年、上海に法人を設立し、その翌年には2000万ドル(約230億ウォン)を中国ベンチャーキャピタルなどから調達した。「モンキーキング」、「カンフーヨガ」など、中国映画の特殊効果の仕事を立て続けに受注したデクスターの時価総額は現在、約1800億ウォンに上る。

デクスターは、文化コンテンツ、情報技術(IT)分野で韓国と中国が出会った時、爆発的シナジーが生まれることを示した事例といえる。かつては中国資本が、韓国で制作したコンテンツを輸入する役割を果たしたが、今は、両国の人材や資本、技術が国境を行き来しながら多国籍企業へと成長する姿に進化している。

東亜(トンア)日報やチャンネルAが、中国の名門経営大学院「長江経営大学院」(CKGSB)と一緒に主催する「2016韓中CEOフォーラム」では、この事例から見られるように、情報通信やインターネット、文化コンテンツ産業で韓中両国企業が一緒に成長できる革新戦略について話し合う。この行事は、12月7日、ソウル新羅(シルラ)ホテルで開催される「東亜ビジネスフォーラム2016」のジョイントセッションで、同日正午から午後4時まで続く。特に今年は、ファイザシンの謝濤副総裁やiDreamskyの陳湘宇代表など、中国有力企業家が大勢参加することになり、目を引く。

ファイザシンは、中国最大手のオフラインマーケティングサービス企業であり、インターネット広告会社の買収後、オンライン広告市場でも歩幅を広めている。また、iDreamskyは、中国3大ゲーム企業の一つと言われ、2014年に米ナスダック市場に上場した企業だ。濤副総裁や陳代表は、激しい中国文化コンテンツ市場で成長を遂げている各自のノウハウを、出席者らと共有する予定だ。項兵CKGSB総長も、中国や世界経済について特別講演を行う。

韓国側の出席者としては、ビックデータ分析の大物と言われているダウムソフトのソン・ギルヨン副社長、パンエンターテインメントの朴永石(パク・ヨンソク)会長、アリペイコリアのチョン・ウォンシク代表などが出席する。ソン副社長は、中国人らの消費パターンを分析し、これを事業に活用する方法について、チョン代表は中国のフィンテック技術を韓国市場に融合させる方法について意見を交わし、討論を行う。



조진서기자 チョ・ジンソ記者 cjs@donga.com