ドナルド・トランプ氏(70)がイラク戦争で戦死したイスラム教徒の米兵の母親を侮辱する発言をしたことを受け、米紙ワシントン・ポストが、1950年代に米社会を席巻した「マッカーシズム」(反共主義社会運動)にトランプ氏をたとえるコラムを掲載した。
米シカゴ大学のヘラルド・ボラック教授は1日、同紙に寄稿したコラムで、共産主義の清算を大義名分に無分別な思想検証を行った共和党のマッカーシー上院議員(ウィスコンシン州)が、最後には世論に無視されて政界から消えたことを指摘し、トランプ氏も越えてはならない線を越えたと批判した。
ボラック教授は、「トランプ氏がイラク戦で戦死した米兵の父親から『あなたは米国の憲法を読んだことがあるのか。誰かのために犠牲になったことがあるのか』と問われたことは、まるでマッカーシーが1954年に議会の聴聞会で米軍内の共産主義者の存在を主張し、陸軍顧問弁護士のジョセフ・ウェルチから「あなたに品位はないのか」と問われたことと同じ状況だ」と指摘した。マッカーシーは、ウェルチから直撃弾を受けた後、兵役捏造疑惑などで弾劾された。
同紙は、トランプ氏がこれまでワシントンの既成政治家を攻撃し、代理満足を感じた支持者の歓呼を受けたが、戦死した米兵の親を攻撃したことで以前とは異なる反発を買っていると指摘した。
워싱턴=이승헌 ワシントン=イ・スンホン特派員 특파원ddr@donga.com






