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ケリー国務長官、北朝鮮の李洙墉外相と会う計画はない

ケリー国務長官、北朝鮮の李洙墉外相と会う計画はない

Posted April. 22, 2016 07:42,   

Updated April. 22, 2016 08:25

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北朝鮮の李洙墉(リ・スヨン)外相が20日(現地時間)午後2時30分頃、米ニューヨークのJFK国際空港に到着し、4日間の国連訪問の日程を開始した。李外相は19日に平壌(ピョンヤン)を出発し、北京の首都国際空港とアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ国際空港を経由してニューヨークに到着した。

李外相の名目上の国連訪問の目的は、22日にマンハッタンの国連本部で開かれるパリ協定の署名式に出席することだ。しかし、国際社会の関心は、米朝の対話や接触が実現するかどうかに注がれている。李外相はJFK国際空港で、「米国と会う計画はあるか」という記者団の質問に答えなかった。国連北朝鮮代表部関係者は、「(米国と)対話するムードではない」と話した。米国務省のカービー報道官も同日、ワシントン外信記者センター(FPC)で開かれた記者会見で、「ケリー国務長官が李外相に会うと期待しない。2人が会うとは考えない」と話した。また、「米朝間の対話のためには、非核化に関する北朝鮮の実質的な態度変化がなければならない」と強調した。「李外相のニューヨーク訪問の背景は何か」という質問には、「北朝鮮が答えなければならない事案だ」と話した。李外相は21日、「2030持続可能な開発目標(SDG)高位級会議」に出席し、発言する予定だ。

米朝両国いずれも直接対話の可能性を否定し、国連内外では「北朝鮮が、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長やイランなど第3国を通じた『迂迴路』を模索する」という分析が出ている。自由アジア放送(RFA)も同日、「李外相は、昨年9月の国連総会に出席した際にイランと接触しており、今回もイランのザリフ外相と会う可能性が高い。イランがメッセンジャーの役割をする可能性もある」と報じた。



뉴욕=부형권특파원 ニューヨーク=プ・ヒョングォン特派員 bookum90@donga.com