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米最高裁判事の友情を描くオペラ「スカリア/ギンズバーグ」

米最高裁判事の友情を描くオペラ「スカリア/ギンズバーグ」

Posted February. 16, 2016 08:30,   

Updated February. 16, 2016 08:40

13日に心筋梗塞で死去した米連邦最高裁判事のアントニン・スカリア氏と最高齢最高裁判事のルース・ベーダー・ギンズバーグ氏(83)は全く違う道を歩んできた。

三歳年下のスカリア氏は1986年、共和党のロナルド・レーガン大統領の指名を受けて最高裁判事に就任した最古参で、保守派として知られている。スカリア氏が米国の保守派を象徴する人物だったというなら、ギンズバーグ氏は男女平等と社会的少数者の権益保護に取り組んできた、リベラル派の代表的な女性判事といえる。1993年民主党のビル・クリントン大統領の指名を受けて、スカリア氏より7年遅く最高裁判事に就いた現職最高齢だ。

二人は実際、同性愛や中絶、銃器問題の法理で激しく対立してきた。イデオロギーだけでなく、外見や性格も全く違う。スカリア氏は体格の良いイタリア系の毒舌家であるのに対し、ギンズバーグ氏は痩せぎすのロシア系ユダヤ人で、口数も少ない。

しかし、プライベートでは二人は仲良しの友人だった。1980年代初め、ワシントン連邦控訴裁判所の判事として在職中に知り合った二人は、オペラ愛好家として長い間一緒にオペラを観覧し、1994年にはワシントン・オペラ劇団の「ナクソス島のアリアドネ」という作品に出演した。相手方の家族と一緒に旅行に行き、二人で買い物をすることもよくあった。夫婦同士で忘年会を行ったりしたため、2010年ギンズバーグ氏の夫が死去した時には、スカリア氏が涙をぬぐう場面もあった。昨年7月に公開されたオペラ「スカリア/ギンズバーグ」は二人の友情を土台に、誤った二分法が支配する世の中で、法律と音楽、友情の大切さをうまく描いたとの賛辞を受けた。

ギンズバーグ氏が14日に発表した「大親友」スカリア氏への哀悼の辞は、このオペラの話から始まる。

「オペラ『スカリア/ギンズバーグ』が終盤に差し掛かる時、テノールのスカリアとソプラノのギンズバーグは『お互い違っても私たちは一つ』というデュエット曲を歌います。お互い違うのは法律の解釈であり、一つなのは憲法と最高裁に対する尊重でした。ワシントン控訴裁判所時代から、私たちは最高の友人でした。あの時も今も意見は違っていますが」



권재현기자 クォン・ジェヒョン記者 confetti@donga.com